「『国境なき医師団』を見に行きたくて」――いとうせいこう

2017年08月07日掲載

MSFの水タンクの前で、管理担当者から話を聞くいとうさん。ウガンダにて。 MSFの水タンクの前で、管理担当者から話を聞くいとうさん。
ウガンダにて。

作家でクリエイターのいとうせいこうさんが「Yahoo!ニュース・個人」で連載する「『国境なき医師団』を見に行く」。2016年4月から始まった現地取材は、中米ハイチ、欧州ギリシャ、東南アジアのフィリピン、そしてアフリカのウガンダへと続きました。

8月3日に公開された「ウガンダ編7:地上に名前の残らない人間たちの尊厳」は、最終回直前の回。これまでの連載をまだ読んでいなかったという方は、この機会にぜひご覧ください。

ウガンダ取材の最終盤、国境なき医師団の診療所の前で、いとうせいこうさんが取材の日々を振り返り、その思いを語った映像もお見逃しなく。

連載「『国境なき医師団』を見に行く」

ハイチ編

「俺は団の活動が多岐にわたっていることを知り、そのことがあまりに外部に伝わっていないと思うやいなや、"現場を見せてもらって、原稿を書いて広めたい"と逆取材の申込みをしていたのだった。」

ハイチ編

ギリシャ編

「マリエッタさんはあらゆる世界の矛盾に鉄槌を下すかのように言った。
『生きるために紛争を逃れてきた身に、非合法なんてことはあり得ません』
まったくその通りだった。アテネのビルの中で、俺は人道主義の核心を民主主義の発祥地ギリシャの女性から投げかけられていた。」

ギリシャ編

フィリピン編

「マニラはなお厳しい都市だった。
そこでMSFがどんな活動を、それも「女性を守るプロジェクト(俺の仮命名)」を進めているのか、俺は翌日から毎日スラムに入って取材を重ねることになる。」

フィリピン編

ウガンダ編

「彼ら一人一人、地上に名前の残らない人間が、俺のそばまで来て黙っている。彼らは差し伸べる手さえ失っているからだ。何度も差し伸べて拒絶され、心の中で切断されている。 (中略)
果たして彼のために俺が出来ることはなんだろうか。
あ、そうか。
俺はあやうく声に出すところだった。」

ウガンダ編

ウガンダからのメッセージ

「こういうかたちで(初めて)アフリカに来るとは思っていなかった」。いとうせいこうさんのメッセージは、こんな言葉から始まります。

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