エボラ出血熱:緊急支援への寄付を募集開始

2014年07月04日掲載

国境なき医師団(MSF)日本は、西アフリカで流行中のエボラ出血熱対策に関する活動資金の不足を補うため、使途を指定した寄付の募集を開始する。

本年3月下旬にギニアで最初に報告されたエボラは、周辺のシエラレオネやリベリアにも飛び火し、流行を続けている。流行発生以来の症例数は528件、死亡例は337件に上り(データ:世界保健機関<WHO>)、患者が確認された場所は3ヵ国で計60ヵ所に及ぶ。関係各国の保健当局やWHOなどによって会合がもたれ、対策が急がれているが、現状では感染は制御できておらず、3ヵ国では新しい感染地も確認されていることから、さらに他の地域へ拡大していくリスクが高い。

感染拡大の理由は

MSFは現地に専門治療施設を設置し、治療・予防活動を行っている。 MSFは現地に専門治療施設を設置し、
治療・予防活動を行っている。

エボラはウイルス性の感染症で、感染した野生動物やヒトの血液や体液に触れることで感染する。病気が進行すると多量に出血する。治療薬やワクチンがなく、致死率は20~90%と非常に高い。今回の流行拡大の原因の1つには、西アフリカでの初めての流行であったため、地域住民に予防・治療の知識がなかったことが挙げられる。また病院に運ぶことをためらったり、亡くなった人の体を家族が洗ったりする葬儀の伝統も感染拡大の要因となっている。

MSFの取り組み

MSFは、現地でエボラの治療にあたる唯一の医療援助団体として、過去に複数の国で緊急対応を行った経験をもとに、専門治療施設を設置し、300人規模の態勢で治療・予防活動を行っている。

特効薬がないため、対症療法で死亡率を下げることが最善策となる。ただし、患者が意識を失い、多量に出血し始めた場合は助かる望みがないため、その時点で苦痛を和らげ最期まで寄り添う看護に切り替える。治療にあたるスタッフ全員が、防護服、手袋、マスク、ゴーグルを着用。これらの防護グッズは2時間おきに取り替える必要がある。

感染拡大を食い止めるためには、患者と接触したすべての人の追跡と検査が重要。感染の疑いがあり、兆候が表れた人はすぐに隔離する必要があるが、大きな労力とコストがかかるのが現状だ。また、基本的な衛生手順で感染リスクを大きく下げられることから、手洗いなどの予防措置の徹底を促すなど、啓発活動をMSFを含む複数の団体が行っている。

エボラ出血熱 緊急支援 寄付募集の概要

募集開始:2014年7月4日

支援でできること一例:
3000円で 防護服1枚を用意できます。
5000円で 防護マスク42枚を用意できます。
1万円で  薬品耐性手袋21組を用意できます。
※外国為替により変動します。

受付方法:
■オンライン
緊急支援対象から「エボラ出血熱 緊急支援」を選択してください。

■ゆうちょ銀行
口座番号:00190-6-566468
加入者名:特定非営利活動法人国境なき医師団日本
通信欄に「エボラ出血熱 緊急支援」と記入してください。

■電話
0120-999-199(9:00~19:00 無休、通話料無料)
「エボラ出血熱 緊急支援」とお伝えください。
※クレジットカード決済

関連情報