イラン:ザランド地方で地震――MSF、被災地に援助を届ける

2005年03月01日掲載

3万人以上にのぼる被災者を出したイラン・ザランド地方の地震を受け、国境なき医師団(MSF)は、地震が発生した先月22日(火)から、もっとも被害の大きかった山岳地帯の村々で医療援助と援助物資の提供を行っている。

MSFの医療チームは、100世帯の家族が避難するHotkan村の保健センターで、イラン保健衛生当局と協力しながら活動を行っている。ザランドの町から45キロに位置するこの山岳地の村は震源の近くに位置しており、村の95%までが破壊された。25日以来MSFの医師と看護師は50件以上の診察を行っている。別のチームも同じく被災したBaggoharやSarbaghなどで移動診療を行っている。またイラン赤新月社と協力して、被災者への基本的生活物資の配給を開始することも予定している。

これらの医療援助と物資の配給は、最も孤立した地域、あるいは被害の大きかった村で、最も援助を必要としている人びとおよそ3千人を対象に提供される。被災者は現在、非常に不安定な状況下でテント生活を送っている。地震で全てを失ってしまった被災者の健康状態が、この山岳地方の雪と寒さによって悪化することが心配されている。

援助活動を開始するにあたって必要とした2トンの医薬品、医療及びテントなどの物資はMSFがアフガニスタン難民への医療援助プログラムを行っているテヘラン、マシャドそしてザヘダンから手配した。2003年12月にバムを襲った地震の後、MSFは将来的な緊急事態に即応できるよう、これら3ヵ所に医療救援物資の在庫を備蓄していた。

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