バーレーン:MSFのスタッフ、当局の拘束続く(5月31日現在)

2011年06月01日掲載

国際医療・人道援助団体、国境なき医師団(MSF)のスタッフであるサイード・マハディが、バーレーンで当局に拘束されてから3週間以上が経過した。現在に至るまで当局は、マハディの家族や弁護士、ならびにMSFに対して、拘留先や本人の健康状態を含む情報の一切を公開していない。マハディは、拘束時に深刻な暴行を受けている。

2011年5月6日、MSFのスタッフであるサイード・マハディは、バーレーンで当局に逮捕された。逮捕の2日前には、保安要員らがマハディの住居を燃やしている。

ベルギーでオペレーション・ディレクターを務める、MSFのジェローム・オベレは述べる。 「MSFは、スタッフであるサイード・マハディが何の嫌疑によりなぜ逮捕されたのか、そして今どこに拘束されているのかなどについて、全くわからない状況です。MSFの医療従事者らが目撃しているように、拘留先でひどい扱いを受けて負傷している人びとがいることから、MSFはマハディの安全について、非常に心配しています」

拘留者には、内務省や社会開発省により面会の機会が保証されているにもかかわらず、マハディの家族と弁護士は本人と接触することができずにいる。

MSFは、バーレーン当局に対し、マハディの家族ならびに弁護士が本人と直接接触できるよう、即時に措置を講じることを呼びかけている。

2011年2月にバーレーンでデモが発生した2日後に入国して以来、MSFのチームは、100人近い患者たちが外出するのを恐れて、医療施設で診療を受けられなくなっている状況を目撃している。4月にMSFはレポートを発表し、バーレーンの医療施設が中立的な立場から医療を提供できない状態に陥ったことで、多くの患者たちの治療が妨げられている状況を訴えている。

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