国境なき医師団、ルワンダ難民キャンプへのアクセスを拒否される

2005年06月14日掲載

ブルンジの国境なき医師団(MSF)チームが、ルワンダ難民の避難しているソンゴレ(Songore)一時滞在キャンプへのアクセスを拒否されている。5月上旬にルワンダから逃れてきた7000人が滞在するこのキャンプでは、キャンプ内のMSF診療所をブルンジ軍兵士が警備するようになり、医療スタッフは敷地内に入れず、キャンプの住民が医療を受けられなくなっている。MSFはこの診療所でこれまで1日平均100件を超す診療を行っていた。

この事態は、ルワンダとブルンジの政府がソンゴレ・キャンプの住民は「不法移民」であると宣言したのと時を同じくして発生した。6月12日までにMSFのスタッフは、多数の難民が軍隊に護衛されたトラックに乗せられて、行き先は定かでないが、おそらく出身国のルワンダへと運ばれていくのを目撃している。

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MSFオペレーション・ディレクターのミッチェル・ホフマン(Michiel Hofmam)は次のように述べている。「キャンプの人びとが医療を受けられなくなるにもかかわらず、MSFのスタッフが自分の診療所に入ることが認められないという事態は到底受け入れられません。また、ルワンダに送り返されることで、治療を受け始めていた人の継続治療が出来なくなっています。キャンプ外の病院に入院している患者とその家族が引き離されるというケースも生じています。庇護を求めている人々の基本的な権利が否定され、強制送還と呼べる行為が行われているこの事態を、MSFは強く懸念しています。」

8千人近いルワンダ人がブルンジへと避難してきたのは先月のことである。MSFの医療スタッフが聞いたところでは、人々はルワンダに戻れば、一方的な強制逮捕や脅迫にあうのではないかと恐れている。ブルンジ政府は5月29日以来、人びとにルワンダ国境から約20キロしか離れていないこの一時滞在キャンプに入ることを強いてきた。そして11日には、ルワンダ・ブルンジ両政府がブルンジで庇護を求めているこれらの人々を「不法移民」であると宣言した。

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