ルワンダ:危険な状況で暮らす数千人の難民

2005年06月03日掲載

国境なき医師団(MSF)は、ルワンダ難民が集められているソンゴレ一時滞在キャンプの容認しがたい状況を憂慮している。このキャンプはブルンジ北部ンゴジ州内のルワンダ国境からわずか20キロの距離の位置に設けられているが、収容能力が乏しく、難民受け入れには全く適していない。

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このソンゴレキャンプに到着しているのは、先週末、難民たちが寄り集まって自然にできた集合地から即刻退去するよう迫られた人々である。ソンゴレキャンプの最大収容人数は800人であるが現在6,700人が暮らしており、更にここへ向かっている難民もいる。水、食糧、テントが不足しているため人々の健康状態は悪化し、感染症や栄養失調のリスクが高まっている。

これらの人々は今年4月に避難先を求めてルワンダから隣国のブルンジへと避難し、それ以来何度も移動と強制移住を強いられてきた。彼らのおかれた状況は、日に日に悪化している。

難民のおかれた状況を調査しているMSFチームは、現状を目撃して驚いた。グレートレイク地方のMSF活動責任者ソニア・ペイラソルは、「難民の人々は異口同音に、現在の状況では安心できないこと、ルワンダへ帰国させる圧力や暴力行為に常に耐えていることを訴えています。そして彼らははっきりと、当分は帰国したくないと言っています。」と話している。

ソンゴレキャンプのある難民は6月1日、3日前まで滞在していたミヒゴキャンプは破壊されたとMSFに説明した。「キャンプ破壊に抗議していた難民はトラックに載せられルワンダへと連れ去られました。その中にはブルンジに戻り、ソンゴレキャンプに到着した人もいます。」

長いこと不安定な運命と立場に翻弄されてきた難民が集められたのは、この不適切でルワンダ国境に近いキャンプであった。加えてここでは人道援助も限られている。事実、キャンプに入ることができるのは、ブルンジ当局が難民をルワンダに帰国させるための「探索期間(sensitization sessions)」を実施していない時に限られている。

現地のMSF医療チーム10名は、ソンゴレキャンプで医療援助活動を開始した。彼らは移動診療を実施しており、保健センターもまもなく開設する予定である。

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