シエラレオネ:エボラがなにもかも奪っていった――生存者たちの証言

2015年11月20日掲載

シエラレオネでは2015年11月7日に、エボラ出血熱の流行終息が宣言された。しかし、その社会的な影響はいまなお続いている。多くの回復者は現在も心身の後遺症に悩まされ、国境なき医師団(MSF)のもとに通っている。や社会的な後遺症や余波に悩まされている。

身体の後遺症には、関節痛、慢性疲労、聴覚障害、極端な視力低下などがある。多くの回復者は家族や友人をエボラで亡くし、助け合いのネットワークも失われてしまった。一方、現地の医療従事者の間には、いまもエボラ回復者への恐怖が残っている。それだけでなく、仕事を失った回復者たちにとって、経済的な理由でも医療を受けることが難しくなっている。

西アフリカの回復者は推定1万5000人。一方、亡くなった人は1万1000人。シエラレオネで終息宣言が出された一方、隣国のギニアでは現在も感染者が出ている。MSFは西アフリカのエボラ流行地域で、2014年3月以降、1万287人の患者を治療した。

関連情報