フィリピン:台風ボーファの被災者向け移動病院を運営

2013年01月02日掲載

大きな被害を受けたバガンガの保健センター
このような状況でも医療活動は可能な範囲で継続している

先月初めフィリピン南部のミンダナオ島海岸部に、大型の台風24号(別名:ボーファ)が壊滅的な被害をもたらした。国境なき医師団(MSF)は、基礎医療、感染症対策、復興援助などを行う2つのチームを派遣し、移動病院の運営を開始している。

現地に向かったMSFの緊急援助担当アン・テイラーによると「壊滅的な被害が海岸線沿いに100キロほど広がっています。これにより、これまで健康・衛生面で特に問題の無かったこの地域が危機に直面しています」と被害の大きさを伝えている。

もっとも被害の大きかった地域では、全ての保健センターが損壊し、病院も機能を失った。MSFの移動病院は、フィリピン保健省と連携し、医療の届いていないカティールおよびバガンガ地域内の8つの地区で活動している。

MSFは昨年12月の第二週に現地入りし、台風の被害調査を開始した。特にミンダナオ島西部の被害が大きかったことから、カティールおよびバガンガ地域周辺部に集中して援助を行っており、近いうちには活動対象地域を拡大する予定だ。

現在、保健省から派遣された看護師2名を含む2つのMSFチームが4つの移動病院を運営している。最短でも4週間は活動を継続した後、状況をみて延長の必要性を検討する予定だ。

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