相次ぐメキシコの地震 被災者の心のケアのため MSFは専門家を派遣した

2017年09月22日掲載

9月19日(現地時間)に発生したメキシコ地震を受け、国境なき医師団(MSF)は首都メキシコ・シティに4つの心理・社会的支援チームを派遣した。首都の南にあるモレロス州でも医療・心理ケアのニーズを調べている。メキシコでは7日、98人が死亡したマグニチュード8.1の地震が起きたばかり。MSFはこの地震で被災したオアハカ州でも活動を続けている。

19日の地震は首都メキシコ・シティの都市圏を直撃。ビルや学校など多くの建物が倒壊する被害が出ている。少なくとも228人が亡くなった。数千人規模で負傷がいるとみられる。

MSFは緊急対応に着手した。地震発生24時間以内に、建物が多く倒壊している地域の住民に対して、心理・社会的支援を始めた。当該の心理療法士とソーシャルワーカーで4チームを編成し、被災各地に派遣した。被災のショックから立ち直る支援をしている。

首都メキシコ・シティでは建物39棟が倒壊し、その南のモレロス州では少なくとも家屋2000棟が損壊した。同州ホフトラ市とクエルナバカ市でも甚大な被害が出ている。ミステカ・ポブラナ地域の被害は特にひどく、100以上の自治体で、公共の建物や学校をはじめ、植民地時代の建築物や教会までも、倒壊または損壊した。断水、停電、ガスの供給停止が続いており、一部では通信も途絶えている。

MSFの移動診療チームは、7日の地震で被災したオアハカ州フチタン地域で、基礎医療と心理的支援を続けている。12の自治体を調査した結果、サン・フランシスコ・イクスウアタンを集中的に援助し、サン・マテオ・デル・マルの住人に対して、心理的・社会的な援助を届ける計画を立てている。

MSFは被災地における医療・心理ケアのニーズを注視し続けている。なかでもモレロス州で、食糧以外の生活に欠かせない救援物資を配布する必要があるか判断しているところだ。

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