シリア:MSF支援の病院4軒に砲撃、患者・スタッフ計4人が犠牲に

2016年10月12日掲載

シリアのダマスカス郊外県で国境なき医師団(MSF)が支援している中核病院4軒が、2016年10月第1週に相次いで砲撃され、患者2人とスタッフ2人が命を奪われた。また、重傷者4人を含む少なくとも14人が負傷した。

緊急援助活動にご協力ください

寄付をする

※緊急支援対象から「シリア緊急援助」を選択してください。
電話 0120-999-199 でも受け付けています。(9:00~19:00/無休/通話料無料)
国境なき医師団への寄付は税制優遇措置(寄付金控除)の対象となります。

記事を全文読む

ダマスカスの南西に位置するハン・エル=シー病院には、10月5日夜から翌6日未明にかけ、爆弾4発とミサイルなど約20発が撃ちこまれて全壊。患者とスタッフ計4人が亡くなり、重傷者2人を含む9人が負傷した。

東グータ地域のリーフ・ダマスカス病院には、10月3日夜、敷地内の2区画にミサイルが着弾。新生児保育器と検査室に甚大な損害が生じた。その結果、病院の機能は現在、著しく制限されている。

ダマスカスの北側に位置するクドサヤとハメーの2地域では、10月5日に各地域の中核病院が攻撃された。クドサヤ病院には夜間に砲弾が撃ちこまれ、患者5人が負傷。うち2人は重傷だ。建物も一部損傷したが、業務は継続している。同夜、ハメー病院にはヘリコプターから爆弾が投下された。建物が一部損壊したが、機能は維持している。

MSFオペレーション・ディレクターのブリス・デ・ル・ヴィンヌの話
「国際人道法の違反で、言語道断です。医療施設への攻撃の禁止は国際慣習法の基本理念です。MSFは医療そのものが紛争の犠牲となっている現状を証言し続けます」

MSFはアレッポ市内の病院8軒を支援している。また、北部で医療施設6軒を運営。支援対象の病院・診療所は国内全域で150軒を超え、そのうちの多くが包囲地域にある。

関連情報