コンゴ共和国:爆発事故で死傷者多数、MSFが治療を援助

2012年03月07日掲載

コンゴ共和国ブラザビルの軍の武器庫で2012年3月4日午前8時30分ごろ、複数回の爆発が起きて数百人が死傷した事故で、国境なき医師団(MSF)は、現地の大学病院とマケレケレの公立病院の2ヵ所に医療物資を提供する活動を開始した。

事故から24時間以内に、大学病院には225人の負傷者が運ばれ、15人が亡くなった。また、マケレケレの病院には50人の負傷者が運ばれ、5人が亡くなった。2つの病院の対応能力を高めるため、MSFのロジスティック・チームは、救急病棟の隣にテントを2張設置した。

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軍施設の周辺地域に被害、複数のけがを負った人も

連続した爆発の影響で崩壊した住宅 連続した爆発の影響で崩壊した住宅

武器庫はブラザビル北東部のムピラ近郊にあり、政府の公式見解によると電気系統の故障が原因だという。地域住民にも多数の死傷者が出ており、被害と混乱が広がっている。

MSFの現地での活動責任者でブラザビルを拠点としているヤン・ディプロ医師によると、爆発はあちこちで何度も起こり、ムピラのほか、タランガイ、ウエンゼ、ブラザビルの都心など複数の近隣地域が被害を受けたという。

最後の爆発の1時間後、ブラザビルに滞在中のMSFの医師2人が調整役として大学病院とマケレケレの病院を訪問した。各病院で負傷者を治療するとともに、現地のニーズの調査を行った。

ディプロ医師は「大学病院には大勢の負傷者が運ばれており、複数のけがを負っている負傷者が目につきました。私たちは病院の医療チームと協力して治療にあたりました。また、緊急需要リストを作成し、必要な医薬品の大半を提供しました」と話す。

また、ディプロ医師らは3月5日、タランガイの病院を訪問し、被害状況の分析を行った。病院施設はいずれも爆発で壊れ、手術を行えない状態だった。ただ、患者はすでに他の医療施設へ移送されていたという。

MSFは今後、ブラザビルの大学病院とマケレケレの病院に対し、外科キットを追加で寄付する予定だ。

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