西アフリカ:治療と感染制御に全力――MSFのエボラ緊急対応

2014年07月08日掲載

ギニアでは、緊急対応の医療プログラムを3件運営している。活動地は、首都コナクリのドンカ病院、沿岸地方のキンディア州テリメレ県、流行が深刻な森林地域に位置するンゼレコレ州ゲケドゥ県。いずれのプログラムでも、エボラの専門治療施設での治療、心理・社会面の支援、救急搬送、遺体の除染、安全な埋葬方法の指導を行っている。

心理ケア・埋葬方法の指導も提供――ギニア

専門治療施設内にある焼却場ウイルスに汚染された物品を処分する 専門治療施設内にある焼却場
ウイルスに汚染された物品を処分する

ギニアでは、緊急対応の医療プログラムを3件運営している。活動地は、首都コナクリのドンカ病院、沿岸地方のキンディア州テリメレ県、流行が深刻な森林地域に位置するンゼレコレ州ゲケドゥ県。いずれのプログラムでも、エボラの専門治療施設での治療、心理・社会面の支援、救急搬送、遺体の除染、安全な埋葬方法の指導を行っている。

また、エボラウイルスに汚染された治療施設、住宅、公共空間などの除染活動も展開。感染者と接触した人びとの追跡調査や疫学的分析も支援している。

致死率が高いことで知られるエボラだが、治療を受けて回復している人もいる。首都コナクリでは、MSFが治療した59人うち33人が回復した。ゲケドゥ県では130人中31人、テリメレ県では21人中16人が回復している。同県では21日間、新規患者がいなかったため、活動終了が近づいているとみている。

エボラは、新規感染の報告が42日間なければ終息したとみなされる。

感染疑いが50人以上の村も――シエラレオネ

シエラレオネでは、東部州のカイラフン、コインドゥ、ダル、ケネマで活動している。カイラフンには、2014年7月初めに専門治療施設(50床)を開設した。

カイラフンでは、感染が疑われる人・確認された人を合わせ、これまでに45人を治療。そのうち12人が亡くなった。保健省と連携し、コインドゥとダルの事前検査施設でもエボラへの緊急対応を行っている。

また、感染者を早期発見するために各集落へ出向いて調査するアウトリーチ活動も行っている。この活動で得られた情報では、複数の村に10~15人の患者がいるという。MSFと保健省は、感染の疑いありの人が50人以上いるという村も特定している。

首都で保健省の取り組みを支援――リベリア

MSFチームの4人が、首都モンロビアで、保健省のエボラ出血熱流行対策を支援。北部のフォヤ地区の活動は他団体への引き継ぎを進めている。

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