バーレーン、エジプト、チュニジア、リビア:デモによる負傷者受け入れ先を支援

2011年02月23日掲載

中東と地中海沿岸地域でデモが暴力的な衝突につながっている事態を受けて、国境なき医師団(MSF)の緊急対応スタッフは、デモで負傷した人びとを受け入れる医療サービスの不足を補う支援を行っている。MSFが医療施設を訪問できた数ヵ国では、スタッフは負傷者の治療ニーズの高まりに対応している。しかし一方で、病院や診療所の中には医薬品が不足する恐れのある施設も出てきている。

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各国の状況に応じて対応

エジプトのデモで負傷した男性。 エジプトのデモで負傷した男性。

バーレーンでは、MSFの調査チームが現地の複数の医療団体と連絡をとった。チームは首都マナーマにあるサレイマニヤ病院に数回赴き、今後数日から数週間の間に状況が悪化した場合に備えて支援を申し出ている。リビアについては、MSFの緊急対応スタッフがエジプトとチュニジアから負傷者治療用キットなどの物資の搬入を手配している。イエメンを含めて中東と地中海沿岸地域にある他の国では、MSFは必要に応じて現地の医療スタッフを支援する用意がある。

エジプトの首都カイロにあるタハリール広場で数回起きたデモの間、MSFは2ヵ所の病院で医療物資をエジプト人医師らに供給し、モスク内に仮設の救護所を設置した。医療チームは短時間に多数の負傷者が運ばれてきた場合の対処法に関する研修を行い、追加の緊急時の準備体制を組む手助けをした。また、チュニジアでは、南部にある2ヵ所の病院に整形外科器具を寄贈した。

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