ボリビア:寒波と豪雪にみまわれた高地の村々への支援

2002年07月26日掲載

ボリビア南部のポトシ県とペルーの南部は、今年7月の初めから豪雪と強風をともなう寒波に襲われている。特にこの数週間、気温は時にマイナス20度まで下がり、高度4,000m以上に位置する小さな村々が深刻な被害を受けている。

公式な数字によれば、ボリビアでは約10,000人、ペルーでは約44,000人の住民がこの寒波の影響を受けている。豪雪により外部との交通は遮断され、寒さのために肺炎などの呼吸器系の疾患にかかる人が増加している。また牧草地の不足によって家畜が死亡し、主に農業、畜産業が被害を受けている。

MSFはボリビア・ポトシ県のスドリペスとペルー・プノ県で緊急援助を開始した。診療と同時に、診療施設への医薬品の提供、食糧と毛布の配布を行っている。これまでにボリビアで行なった診療の3分の1は急性呼吸器系感染症で占められており、尿路感染症、照射性結膜炎、軽症の骨・筋肉の疾患がそれに続く。道路が閉鎖されているために、多くの村落へのアクセスはヘリコプターに頼るしかなく、被災した全ての場所に援助を行き渡らせるには時間がかかる。調理のための燃料用木材が不足しているため、配給される食糧は乾燥食品、缶詰などである。

MSFは、ペルーでは1985年から、ボリビアでは1986年からさまざまな医療援助プロジェクトを運営するとともに、緊急事態への対応も行なってきた。

関連情報