カーボベルデ共和国:MSFの緊急チームが、報告されている中ではアフリカ最大規模のデング熱に対応

2009年11月12日掲載

カーボベルデの保健省は、10月1日~11月9日にかけて、この島嶼国にある4つの島で1万3187件のデング熱の可能性がある症例がみられたと発表した。

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デング熱は、ヤブカ属の蚊が媒介するウイルスによって引き起こされる感染症。インフルエンザやマラリアと似た症状が現れる。具体的には、高熱、頭痛、筋肉痛など。患者の多くは快復するが、出血やショックなどが現れる、より重症の病型、デング出血熱へと進行する場合もある。

今回のデング熱発生はカーボベルデ国内では初めてのことで、今まで報告されている中ではアフリカでは最大規模の発生となっている。症例数は11月に入って急増し、1日あたり1000件に達した。11月12日現在までにデング出血熱が93例報告され、6人が既に亡くなった。

今回のデング熱発生に対し、国際社会は積極的に反応し、公衆衛生の専門家と国際医療援助機関や団体からチームが派遣され、医療支援、症例管理、調査と診断にあたっている。

国境なき医師団(MSF)はフォゴ島の主要な町、サンフィリペ市内にある病院を支援するため、チームを派遣した。フォゴ島の人口は約4万人だが、現地では毎日、100~150件のデング熱の症例が報告されている。MSFから追加派遣される医療スタッフは、11月2週目の末にはカーボベルデ入りする予定で、首都プライアがあるサンチアゴ島内の現地診療所の支援にあたる。

カーボベルデのMSF緊急対応コーディネーター、イザ・シグレネッキ医師は語る。「カーボベルデでデング熱の症例が報告されたのはこれが初めてで、また非常に大規模なものとなっています。グローバル化により、デング熱はそれまで知られていなかった地域でも発生するようになり、蚊によって媒介される疾患としては最も速いスピードで世界に感染が拡大しています」

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