寝ていた少女も毒ヘビにかまれた 全ての人に解毒剤を

2018年09月26日

もし就寝中に、毒ヘビにかまれたら…。

南スーダンで6歳の少女が、寝床で毒ヘビにかまれました。貧困層にとって解毒剤は、4年分の年収にあたり高額です。解毒剤を備えられない診療所もあります。少女も、母親によって診療所に運ばれました。しかしそこには解毒剤がなく、治療が受けられませんでした。

少女は、国境なき医師団(MSF)の病院に運ばれたのですが…。

毎年、約270万人が毒ヘビにかまれています。効果的な治療もありますが、多くの人びとが治療に手が届きません。特に、最も貧しい人びとの命を脅かします。そうした中、国境なき医師団(MSF)は2017年、ヘビにかまれた3000人以上も患者を受け入れました。症例が特に多いのは中央アフリカ共和国、南スーダン、エチオピア、イエメン。他にも、タンザニア、ケニア、カメルーン、スーダンやシエラレオネでも多くの患者がおり、サハラ以南アフリカに限っても毎年2万人余りが亡くなっています。 

関連記事

活動ニュースを選ぶ