奪われた手足の自由 「もう1度歩きたい」 全てはあの日から始まった

2018年08月19日

あの時、そこに、たまたま居合わせただけだった————。

テロ攻撃などの暴力で、手足の自由を失った人たち。

何度も戦場になっているイラク・バクダッド。2017年8月に国境なき医師団(MSF)の医療リハビリ施設(BMRC)が完成しました。暴力の犠牲になった人びとが、リハビリなどの治療を続けます。

施設の環境は、安全で衛生的です。患者の個室も完備。治療と理学療法を組み合わせ、総合的なケアを展開しています。

「もう1度、自分の力で歩きたい」

そう願う人びとをサポートするための、もう1つの鍵とは。

イラク(首都バクダッド)

長年にわたる経済制裁やイラク戦争が原因で、保健医療体制が壊滅。特に救急医療と産科医療が不足し、心理ケアは著しく欠落している。国境なき医師団(MSF)は、地域の病院と連携し、新生児ケア、外科治療、慢性疾患、心理・社会面のケアなど総合的に活動を展開している。 

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