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コンゴ民主共和国:北キブ州での新たな襲撃事件により死傷者

2010年09月08日掲載

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最近、コンゴ民主共和国(以下、「コンゴ」)の東部に位置するキブ州で、金づちで武装した男性たちによる襲撃と、国内避難民の住む村1ヵ所が焼かれるといった2つの襲撃事件が起こった。これら一連の事件により、この地域に住む人びとが苦しんでいる。北キブ州ムウェソにある病院で、国境なき医師団(MSF)が治療した銃創患者とレイプ被害者の数は8月に増加した。紛争地域に住む人びとの被害が深刻化していることに、MSFは懸念を強めている。


残虐な襲撃事件に迅速に対応

8月26日木曜日、MSFはムウェソから20km離れた小さな村で残虐な襲撃事件が起きたと報告を受けた。

MSFの医療コーディネーター、マルタン・ダダは説明する。
「8月25日金曜日、午後10時30分、金づちで武装した8人の男たちが村に入ってきて、20人以上に襲いかかかりました。私たちは翌朝これを聞き、緊急医療を届けようとすぐに村へ車でかけつけました。たどり着くと、状況が深刻であることは明らかでした。私たちはすぐに静脈注射を行い、負傷者に対応しました。被害者の1人はその場で亡くなり、また、私たちが到着する前に亡くなった人もいました」

ムウェソでMSFが運営している病院には、15人が入院している。うち7人は重度の頭蓋骨骨折で昏睡状態であり、残りの8人はひどいけがである。8月25日金曜日の午後、1人めの死亡者(15歳の少年)が出た。その後もう1人亡くなり、残りの患者は、妊婦も含め依然として厳しい状況におかれている。また、すべての患者が心身ともに深い傷を負っている。

ダダは続ける。
「私たちは、一日中頭部の傷を縫合していました。皆、ショックを受けています。村びとたちは、非常に疲れていて話もできません。1人の男性はすっかり困惑し、絶えずおびえています。私たちが彼を落ち着かせ昏睡状態に戻るまで、彼は叫んだり、泣いたり、周囲を殴ったり蹴ったりします。それから再び目覚めると、彼はすべてを追体験するのです」

深刻化する暴力

ちょうど数日前、MSFは、国内避難民キャンプで起きた放火と略奪によって負傷した患者に対応した。MSFの心理ケア担当、ジョエル・ドゥペロは語る。「170軒の小屋が全焼し、80世帯が略奪にあいました」。

MSFは、これらの恐ろしい事件の加害者について情報を得ていない。しかし、その残忍性と、コンゴ東部で紛争に巻き込まれた人びとを立て続けに襲う暴力の激しさに衝撃を受けている。2010年5月以来、MSFが運営しているムウェソの病院で治療したレイプの被害者数は倍近くになり、8月には40人以上になった。同様に、身体への暴力による被害者の平均数も先月に比べ倍増し、8月に20件以上となっている。

ドゥぺロは続ける。
「これらの事件のあと、別の人びとも動揺と恐怖で私たちのもとへやってきました。彼らは今回の事件の現場にいたわけではありませんが、別の事件を生き延びてきているからです。彼らは今回の話を聞き、常におびえていると訴えています。いつ拷問を受けて殺されるかと、心配しながら過ごしているのです」


MSFは、コンゴ東部の紛争で影響を最も受けている地域の人びとへ、必要とされる緊急医療を届けている。そこには緊急援助、医療、性暴力被害者の治療、心理ケア、集団予防接種、病気の流行への対応が含まれる。

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