ソマリア:モガディシオで戦闘が激化、3日間で127人の負傷者を治療
2010年08月27日掲載
首都モガディシオの戦闘が激化して3日目の8月25日、デイニール病院には、依然として負傷者が運び込まれ続けている。
ソマリア人外科医が合流予定、医療物資の追加発送も準備
国境なき医師団(MSF)の医療チームは、デイニール病院で8月23日月曜日以降、戦闘による犠牲者127人の治療を行ったが、今回病院に運ばれてきた負傷者数については、今年に入ってから最も多い数であった。紛争で破壊されたこの街では、8月第4週の始めより戦闘が非常に激化している。
MSFは医療チームを支援するために、医薬品や医療器具を追加で発送する準備を進めている。MSFのチームは月曜日以降24時間体制で活動を続けており、負担軽減のため、3人めのソマリア人外科医が木曜日にチームに合流する予定である。
MSFの活動責任者、ティエリー・ゴフォは次のように語る。
「ソマリアのMSFスタッフは、戦闘による負傷者の治療を行っています。次第に激しさを増し、緊迫した状況の中、ぼう大な医療ニーズに応えるために最善を尽くしています。私たちは追加の医療物資の到着に期待をかけ、溢れる患者に対応するために、病院の外にテントを設置しました」
命を救うための外科医療を提供
すべての負傷が、銃創や爆発によるけがであった。また、人びとは複数の傷を負い、その大部分を腹部、下肢、胸部に負っている。これまで22人の患者が緊急の外科処置を必要とし、8人の患者がけがにより死亡した。うち4人は、病院への到着時に亡くなっている。
ゴフォは語る
「モガディシオで懸命な活動を行うスタッフのおかげで、私たちは戦闘のさなかに、命を救うための外科医療をソマリアの人びとへ提供し続けることができるのです」
MSFは、ソマリア中南部の8つの地域で活動を行っている。1300人以上のソマリア人スタッフが、ケニアの首都ナイロビにいるMSFスタッフ100人の協力のもとで、一次医療、結核治療、栄養治療、外科の提供、避難民への清潔な水や救援物資の配布を行っている。ソマリアでの活動は、世界各国の一般からの寄付金のみで運営し、いかなる政府からも資金援助は受けていない。
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