インド:ジャンムー・カシミール州で発生した鉄砲水の被害者に対応
2010年08月12日掲載
国境なき医師団(MSF)は、最もひどい被害を受けたレー県および周辺地域の村々に対して緊急で必要とされる医療人道援助を行っている。MSFは、最も弱い立場にある人びと2000世帯に、避難テント、調理および衛生用品キットを配布した。このキットには、毛布、石けん、貯水容器、衣服、調理器具、防水シートが含まれる。
他のNGOや行政機関と連携し、援助活動を実施
レー県におけるチームリーダー、テショメ・アシャグレ・アデババイ医師は語る。
「物資調達、施設・機材・車両管理などで難しい面もありましたが、私たちは救援物資を必要としている人びとへ何とか配布を開始しました。これは現在の優勢事項ですが、同時に医療ニーズの調査も行い、できる限り早く被災者のニーズに応えるよう、人員や設備・資材を動員しています」
MSFは、セーブ・ザ・チルドレンやレー県で活動している複数の現地NGOと連携して援助活動を行っている。カールギル県では、州当局が行う災害管理を支援するため、最も深刻な被害を受けた被災者へ救援物資を配布する予定である。
レー県での鉄砲水は、広範囲を破壊し、多くの家屋が流された。2万5000人の被災者と150人の死者、何百人もの行方不明者が出たと推定される。
MSFは、2001年からジャンムー・カシミール州で活動を行っている。基礎的な医療のほか、20年にわたる暴力により心的外傷を受けた被害者に対して、心理カウンセリングを提供している。2009年、MSFは心理ケアプログラムを運営し、約5800人の治療を行った。また、クプワーラー県で7つの診療所を支援し、2万500件以上の診察を行った。さらに現在、カシミール渓谷で最近発生した暴動の被害者にもシュリーナガル県の病院で心的外傷のカウンセリングを行って、支援している。MSFは、インドで発生した深刻な自然災害や病気の流行を受け、ここ数年の間にいくつかの緊急援助活動を行っている。
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