アフガニスタン:ブースト州立病院でラシュカルガの爆破事件による負傷者24人を治療
2010年06月25日掲載
国境なき医師団(MSF)のスタッフは、ヘルマンド州の州都ラシュカルガにあるブースト州立病院の現地スタッフとともに、6月20日日曜日の朝、市の中心部で起きた4度の爆破事件による負傷者24人の治療にあたった。
爆破事件による負傷者へ迅速に対応

爆発の負傷者へ手術を行うスタッフ。ブースト州立病院
にて。
MSFの担当医師、パウロ・ライスは語る。
「最初に銀行の外で2度の爆破が起きた後、20分ほどしてから救急処置室に負傷者が到着し始めました。当初は20人の患者を受け入れましたが、そのうち3人が子どもでした。負傷の程度は爆弾によるけがから肩の裂傷までさまざまです。2人の子どもは直ちに手術室に送られ、その後すぐに、もう1人の子どもにも手術を行いました」
3度目の爆破の後、治療のためにさらに2人が到着した。ラシュカルガから10km離れたところで4度目の爆破が起こるとまた、さらに2人の負傷者が搬送されてきた。そのうちの1人は顔に重傷を負っており、救命のための補助呼吸措置を受けた。
ライス医師はさらに語る。
「新しい救急処置室には医療器具が十分にそろっており、活動できるスタッフも約20人いたので、患者が到着し始めるとすぐに対応できて助かりました」
負傷者のうち、3人(2人の子どもと1人の女性)はブーストに到着後、間もなく亡くなった。16人は治療を受けた後に退院し、現在のところ5人がいまも入院している。そのうち4人は容体が安定しているが、残りの1人は顔の再建手術を受けるため、数日中に専門の医療機関に移送される予定である。
MSFはアフガニスタンでの援助活動を、いかなる政府あるいは資金拠出機関からの助成金も受けずに、一般市民からの寄付金のみで運営している。MSFは現在、ヘルマンド州の州都ラシュカルガにあるブースト州立病院に加えて、カブール市東部にあるアーメッド・シャー・ババ地区病院で現地の医療体制を支援している。両地域におけるMSFの目的は、命を救う無償の医療を、効果のある薬を用いて、産科、小児科、外科、救急医療などすべての医療分野で提供することである。
MSFは2010年に、アフガニスタン国内他地域の病院や地域診療所に、支援を拡大する予定である。
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