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マラリア:4月25日は「世界マラリアデー」

2010年04月23日掲載

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世界保健機関(WHO)によると、簡便で有効なツールが存在するにもかかわらず、毎年100万人近くの人びとがマラリアで命を落としている。毎年、国境なき医師団(MSF)は30ヵ国以上の活動地で100万人の治療にあたっている。


求められるのは、検査、治療、予防の継続的な実施

マルタン・ドゥ・スメ医師
マルタン・ドゥ・スメ医師

マラリア治療の専門家であるMSFのマルタン・ドゥ・スメ医師は語る。
「短時間にできて、効果のある診断法と治療は、途上国でマラリアが引き起こす悲劇を防ぐことができます。途上国であればなおさら、その悲劇は許容し難いものです。マラリアの治療に必要なツールは既に開発され、より使用が拡大されることが求められています」

信頼性の高い検査法として顕微鏡検査が挙げられるが、活動地では充分には設備が整っていないこともあり、そのような場合にはMSFは簡易診断検査を行っている。患者の指先から血液一滴採取し、約15分後に診断が出る。簡易診断検査は正確な診断ができ、多数の患者に対応する病院や、へき地の診療所といったさまざまな状況でも有効で、同時に現地マラリア治療スタッフの養成による診療活動を可能にする。

MSFはアルテミシニン誘導体と他の抗マラリア薬の併用療法(ACT)によるマラリア治療を行っている。これらの錠剤が現在マラリア治療に最も有効性の高い治療薬となっている。毒性が低く、副作用は少なく、マラリア原虫に迅速に作用する。早期に診断が確定した場合に患者が3日間連続して服用すれば治癒する。

MSFは、妊娠中の女性や5歳未満の子どもなど、マラリア発症のリスクが最も高い層に向けて殺虫剤処理した蚊帳も配布している。MSFは、健康教育活動を通して、夜間蚊を防ぐための蚊帳の正しい使用法や手入れの仕方を教えている。

マルタン・ドゥ・スメは語る。 「マラリアとの闘いは先進国と発展途上国が共同で継続的に取り組んでいく必要があります。2010年の「世界マラリアデー」を迎え、すべての健康教育活動関係者が、簡易診断検査、ACT、そしてマラリアが風土病となっている国での蚊帳を使った予防法普及が、拡大していくことを求めています」

特集ページ「世界マラリアデー 2010」はこちら >>>

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