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コンゴ民主共和国:虐殺を逃れた数千人の難民、今も無防備な状態に

2010年01月19日掲載

コンゴ民主共和国(DRC)赤道州の戦闘を避け、コンゴ共和国のリコウアラ地域へ逃れてきた難民たち。2009年11月撮影
コンゴ民主共和国(DRC)赤道州の戦闘を避け、
コンゴ共和国のリコウアラ地域へ逃れてきた難民たち。
2009年11月撮影

国境なき医師団(MSF)はコンゴ民主共和国(DRC)赤道州での暴力行為を逃れ、現在はコンゴ共和国と中央アフリカ共和国に避難している難民の保護を国際社会に訴えている。MSFは1月8日に、ジュネーブで国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と会談し、DRCから逃れた人びとの難民登録や亡命権、帰還しない権利を含めた難民保護の必要性を強く訴えた。MSFが難民五千人以上に対して行った調査の結果、困窮した状況にもかかわらず、援助は不足し、紛争地域はいまだ不穏な状況にある。

難民の証言、および現地のMSFチームが得た情報によると、2009年10月28日赤道州内の町から来た数百人の武装男性がドンゴの住民を襲撃し、11月3日までの7日間で約1500人が命を失った。

また、12月17日から21日までの期間、MSFの疫学研究組織エピセンターは、赤道州からコンゴ共和国ベトゥ郡へと逃れて来た難民5798人を対象に調査を行った。その結果、10月28日から12月17日までの50日間では、人口4万500人のうち約1700人が暴力行為によって死亡したことが判明した。犠牲者の大半は15歳以上の男性だった。

事態は深刻だが、難民は充分な保護が受けられていない。DRC政府は、現在コンゴ共和国と中央アフリカ共和国に避難している約12万人の難民に対して故郷の村へ帰還するように呼びかけているが、赤道州における武装グループと増強された警官隊・国軍との衝突は今後も続く見込みであり、故郷の治安に疑問を持つ難民は多い。複数の調査によると、赤道州内では5万人から6万人の避難民が緊急に援助を必要としている。

MSFは、DRCで4万人を超える避難民が暮らすボムボマ(クング保健区域)とマケンゴ(ボコンジ保健区域)において援助活動を展開している。
難民の到着を受け、MSFはコンゴ共和国、続いて中央アフリカ共和国内でも活動を拡大した。11月23日以降、MSFチームは8600人を超える患者に診察を行い、ウバンギ川沿いの16ヵ所に診療所を設置した。

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