パキスタン:現地最新状況とMSFプログラム概況(2009年11月付)
2010年01月掲載
過去2年間、パキスタン軍と反政府武装集団との戦闘激化によって、人びとの暮らしは悪化の一途をたどっています。2008年8月以来、パキスタン北西辺境州および連邦直轄部族地域(FATA)での戦闘により生まれた避難民は、200万人を超えました。活動が制限される地域もある中、国境なき医師団(MSF)が現地で確認した最新状況を5本のニュースでお伝えします。

活動ニュース
MSFプログラムの概況(2009年11月付)
国境なき医師団(MSF)は、隣国アフガニスタンでの医療活動を支援するためにパキスタンに拠点を置いた1988年以来、この国で活動を行っている。1998年には、パキスタンのペシャワール近郊にあるジャロザイ避難民キャンプとシャムシャトー避難民キャンプで、アフガニスタンからの避難民を対象に医療の提供を開始。
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北西辺境州のマルダン郡、ロワー・ディール郡に押し寄せる避難民家族
2008年8月以来、武力衝突を逃れてきた人びとが、数回にわたって北西辺境州(NWFP)ロワー・ディール郡に押し寄せた。隣接するバジャウル自治区とマイダーン地域では、反政府武装集団とパキスタン軍との衝突が激化し、避難民の多くは、そのいずれかからの住民だった。
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北西辺境州ロワー・ディール郡およびマラカンド保護区で病院を支援
国境なき医師団(MSF)は北西辺境州(NWFP)ロワー・ディール郡のムンダから20kmに位置し、郡の基幹病院となっているティムルガラ病院を支援している。この病院の救急処置室では、毎週1100人の患者が治療を受けている。
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北西辺境州での国内避難民支援と皮膚リーシュマニア症への対応
2009年2月以降、国境なき医師団(MSF)は北西辺境州(NWFP)ペシャワールおよび隣接のチャルサダ郡において、受け入れ先の地域で暮らす国内避難民の援助にあたっている。避難民家族は、バジャウル自治区、スワート郡、ディール郡、ブネル郡、クラム自治区、カイバル自治区などさまざまな地域からやって来ているが、住民6万人程度の地域に5万人を超える避難民が暮らす。
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バロチスタン州での産科医療、心理ケアおよび栄養治療プログラムの提供
パキスタンの最大州にして最も発展の遅れているバロチスタン州では、大半の市民がほとんど医療を受けられずにいる。国境なき医師団(MSF)は、州都クエッタのすぐ北に位置し、アフガニスタン難民の大規模な入植地となっているクシュラックにおいて、無償で医療を提供している。
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