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「特許プール」推進キャンペーン:医薬品の「特許プール」を応援しよう!最新情報(11月12日付)

2009年11月30日掲載

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送信されたメールは6週間で11万通

製薬会社へ「特許プール」への参加を呼びかけるメールを送るキャンペーン、「『特許プール』推進キャンペーン:医薬品の『特許プール』を応援しよう!」を開始してから6週間、製薬会社に送られたメールは11月12日時点で11万通を超え、キャンペーンはさらに広がりを見せている。最新の支援はブラジルからのもので、多くの人が署名メールを送ってくれている。さらに、南アフリカ・ケープタウン近郊のカエリチャで活動するMSFからは、多くの手書き署名も届いている。

スイスでは、ジュネーブ湖湖畔でキャンペーンのオープニングが行われ、現地メディアにも大きく取り上げられた。そして、世界のどこかでも「“大きな錠剤”を水の中に投げ入れる」計画が予定されている。

最近になって、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が、患者団体、NGO、製薬会社および欧州委員会の代表者をブリュッセルに集めて「特許プール」戦略について検討する決定を下した。これは、この取り組みが政府間会合や企業といったレベルにおいても影響力を及ぼしうることの現われといえる。一連の話し合いから明らかなことは、「特許プール」の可能性を探る議論の段階は終わり、今後の課題はいかにそれをうまく機能させるかに移っているということだ。

「特許プール」の主体である国際医薬品購入ファシリティ(UNITAID)は、12月中旬にこの検討プロジェクトを認可する予定で、今後も、この方向で製薬会社に働きかけていくことがさらに重要になる。

参加者一人ひとりが、周囲に向けても、キャンペーンへの参加をできるだけ呼びかけてくれることを願ってやまない。

南アフリカで活動する医師からの報告―「特許プール」の必要性―

エリック・ゴメール医師は、カエリチャで活動するMSFの医療コーディネーターである。彼は多くのHIV/エイズ患者の治療を行っているが、患者が抗レトロウイルス薬(ARV)を入手できないことに対して、医療従事者としての怒りを次のように語っている。

「私たちは、かつて『これらの錠剤で命をとりとめられます』と伝えた若い女性たちの中に、第二選択薬にも耐性が生じてしまった患者を目にし始めています。彼女たちには、『この後にはどんな薬も存在しません』と告げなければならないのです。

これは臨床医として、絶対に受け入れられないことです。せめて、彼女たちの命が続く限り、できるだけ長くそばに付き添ってやりたいと思います。まだ元気な患者に『残念だけど、選択肢はありません』と告げることなど到底できません」

「特許プール」は、こうした問題を解決するためにも必要な仕組みである。

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