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パレスチナ・ガザ地区:2009年前半の活動概要

2009年11月掲載

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2008年12月27日、イスラエル軍は「鋳造された鉛」作戦を開始。ガザ地区での激しい空爆を皮切りに、明けて翌年1月3日には地上作戦も開始しました。当時の状況をMSFスタッフと患者の証言で振り返るとともに、いまだ極めて困難な状態が続く現地での、2009年上半期のMSFの活動について、ご報告します。

22日間にわたるガザ侵攻がもたらしたもの

イスラエル政府が表明した目標は、パレスチナ側からイスラエル南部に放たれるロケット弾攻撃を止め、ガザ地区南側とエジプト国境の下に掘られたトンネルを破壊して、ガザで政府を運営しているハマスに武器が供給されることを妨げるというものだった。

このガザ戦争は22日間にわたる侵攻の後、2009年1月18日にイスラエルおよびパレスチナ双方による停戦表明によって終息した。この作戦による死者はパレスチナ人1300人(うち民間人900人、そのなかには子ども300人が含まれる)、そして負傷者は5300人以上と報じられている。

戦闘により、住民に医療を提供することは、非常に困難となった。病院は急患以外の治療が不可能となり、術後の経過観察期間が十分にとられないまま退院する患者がいたほか、爆弾が降る中での移動が非常に危険なため、自宅から出なかった負傷者も多くいた。

新たな医療ニーズの顕在化と、医療を巡る状況の悪化

ひとまず平穏が戻った後、新たな医療ニーズが顕在化したことを受けて、MSFは術後ケア、理学療法、心理ケアおよび形成外科診療からなる医療活動を、状況に合うよう調整した。

この戦争により、ガザ地区は経済・治安・医療面などで打撃を受けた。2006年に始まったイスラエルによる経済封鎖も、現地への建材、食糧、医薬品の搬入に影響を及ぼし、今日医療を巡る状況は悪化している。

活動ニュース

パレスチナ・ガザ地区:MSFは2009年上半期に活動規模を拡大

戦時下のガザ地区では、国境なき医師団(MSF)の3人の外国人派遣スタッフ(活動統括責任者、看護師、医師)と60人のパレスチナ人医療スタッフが、激しい戦闘や地域内の移動中に生じる危険を乗り越え、人びとを支援するため尽力した。
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VOICE-活動地からの声-


ジェハド
20歳の男性

アロイア
10歳の少年

ハニ
39歳の男性

セディア
53歳の女性

アクラム・ナフィ医師

アブ・アベド医師


 

フォトギャラリー パレスチナ・ガザ地区:人道上の大惨事・ガザ侵攻と、停戦後も続く困難

パレスチナ人の犠牲者1300人、負傷者5300人以上を出した2008年12月末からのイスラエル軍による「鋳造された鉛」作戦。この攻撃から半年間の現地の状況とMSFの活動をダイジェストでお伝えします。

フォトギャラリーを見る動画ファイルが開きます

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