インド:水位は下がり始めるも、調査・援助活動が引き続き重要(10月16日現在)
2009年10月19日掲載

インド南部のカルナタカ州とアンドラプラデシュ州では、洪水の水位は下がってきているもの、数百万人の市民が依然住居がない状況が続いており、避難テントや食糧、マラリアをはじめとする疾病の予防対策の必要性が高まっている。国境なき医師団(MSF)は、アンドラプラデシュ州の被災者に緊急援助を提供するためにいち早く現地入りした国際人道援助団体のひとつであり、今週も引き続き活動を行っている。
MSFのアンドラプラデシュ州における緊急コーディネーターのサイモン・バローズは次のように話す。
「村を見回すと、すべての建物は破壊されています。この地域の洪水は、3~4メートルの高さにもなり、人びとは家と家財をことごとく失いました。彼らは急いで逃げるのがやっとで、日々の暮らしの手段は壊され、漁師の網は流され、農家の田畑は完全に破壊されてしまっています」
MSFは既にクルヌール地区で、台所用品、毛布、衛生用品、テント用のビニールシートを含む緊急キットを1000以上配布。さらに18日までに、クルヌール地区とヴィジャヤワダ地区で、追加の2000キットを配布する予定だ。また、マラリアの発生傾向があるヴィジャヤワダ地区では、蚊帳1000枚の配布も予定している。
バローズは、こう説明する。
「MSFは、他のNGOや当局と協力して、市民の基本的かつ短期的なニーズがカバーされるよう注意を払っています。料理をする場所を必要とする人が多いため、MSFは調理器具を配給し、また、テント用のビニールシートも配りました。ここしばらく、寒くなってきましたから、毛布も歓迎されています」
通常の生活に戻るには、まだだいぶ時間がかかると見られるが、バローズは状況は改善されていると見ている。
「また背丈ほどの水がありますが、インフラは改善されてきていて、以前はヘリコプターでしか行けなかった地域への地上路が確保されつつあります。しかし、孤立して援助が十分に届いていな人びとはまだ多くいると見られ、彼らに援助が届けられるよう、調査を続けています」
![]() 10月初頭の大雨で、インド南部カルナタカ州とアンドラプラデシュ州で大規模な洪水が発生した。 | ![]() MSFは、台所用品、毛布、衛生用品、テント用のビニールシートを含む緊急キット3000余りを配布。 |
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