サモア:現地調査結果と心理ケア体制について(10月6日現在)
2009年10月09日掲載
9月29日にサモアで発生した津波被害について、国境なき医師団(MSF)が調査を開始してから1週間近くが経過した。
現地調査結果から見える現状
MSFの調査チームは、医療および医療外のニーズの大部分がカバーされていることを確認した。この間の国際援助はかなり充実しており、食糧、清潔な水、衣服が配布され、緊急医療を必要とする人びとは治療を受けることができている。
この調査チームは、津波による壊滅的な被害を受けたサモアの南岸に赴き、また、マノノ島でも調査が行われた。
しかし、人びとが元の生活を再び築き始めようとする中で、大切な人の命や財産を失ったことによる心理的な影響が感じられるようになっている。サモアにおけるMSFの緊急対応コーディネーター、ヴェロニク・ドゥ・クラークは語る。
「言うまでもなく、人びとは心身両面で傷を負っています。彼らは、ほとんどすべての財産を失い、家族何人も失った人もいます。身内を13人もなくした家族もいます」
心理ケアの体制作りを開始
10月第3週、MSFの心理療法士は、サモア人心理相談員に向けた研修を行う。研修を受けた現地の相談員は、今回の被害を受けた人びとに心理・社会面の支援を提供する。
この心理ケア研修を修了した後、10月中には主だった活動は終息する見込みである。ヴェロニクは語る。
「このような自然災害の後で現地調査を行ったのは、よいことでした。最も信頼性のある情報は地域の人びとから得られます。そして、彼らの状況を私たち自身の目で確かめることは常に重要です。市民は、ほとんどすべての財産を失っていて、彼らがどのような状態にあるのか、どんな医療・医療外のニーズがあるのかを確認することが重要です」
サモア当局の発表によれば、現在、死者137人、行方不明者8人となっている。また、71人が重傷を負った。
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