• English
  • 한국어

RSS

ご寄付に関するお問い合わせ・資料請求は フリーダイヤル 0120-999-199

寄付する

  1. TOP
  2. 活動ニュース
  3. ニュース
  4. フィリピン:懸念される被災者390万人の健康状態(10月5日現在)

フィリピン:懸念される被災者390万人の健康状態(10月5日現在)

2009年10月06日掲載

Bookmark and Share

パシグ市避難所にて、衛生用品配布の様子。
パシグ市避難所にて、衛生用品配布の
様子。

10月3日にフィリピン北部を直撃した2つ目の台風「パーマァ」によって被害は更に拡大し、15人が亡くなった。また、「パーマァ」すなわち台風17号は、新たに17万人に避難を余儀なくさせた。5日にはMSFチームの一つがフィリピン北部にある都市トゥゲガラオに赴いてこの地域住民のニーズを調査する。

1週間前の9月26日に台風16号「ケッツァーナ」によって自宅が水没したマニラ市民にとっては、幸いなことに、台風17号による降雨量は予想よりも少なかった。しかし、フィリピン当局の発表によると、台風16号によって、マニラ市とその近郊では300人が死亡、32万人が避難し、他の被災地を合わせると被災者は390万人にのぼった。

マニラに駐在するMSFの緊急対応コーディネーター、オイファ・ブリアチは語る。

「激しい降雨によって更に状況が悪化した可能性があります。マニラ市とその近郊は台風16号によって破壊されたままです。数万家族が今も避難所で生活しており、MSFチームは人びとのニーズを引き続き調査し、必要なところにおいては援助を提供しています」

今回の緊急援助対応のため、MSFは20人からなるチームを派遣した。2つの移動診療チームに分かれてマニラ市とその近郊に設けられた避難所505ヵ所のいくつかを回り、診察を行っている。MSFは心的外傷後のストレスを抱えた患者に向けた心理ケアの要素を含めた移動診療を提供しており、それぞれのチームが1日あたり約70件の診察を行っている。MSFは避難所にいる人を対象に、6500人分の衛生用品キットなどの救援物資を配布する予定である。5日にはマニラ市南東にあるラグナ・ベイで、移動診療と救援物資(石けん、ボール、ビニールシート)の配布を開始する。この地域は完全に水没しており、約10万人が今も避難所で生活している。

車などが使えないため、徒歩や、現地の移動用具で移動するアーウィン医師。マニラ市南東部のラグナ・ベイにて。
車などが使えないため、徒歩や、現地の移動用具
で移動するアーウィン医師。マニラ市南東部の
ラグナ・ベイにて。

マニラ市内外においてはヘリコプターも用いて状況の調査を継続的に行っている。この災害に対し、フィリピン当局は即座に、また効果的に対応したが、それでも援助が全く届いていない地域がまだある。この地域の広大さと地形も、人道援助活動従事者が緊急に援助を必要としているとみられる人びとのもとに赴くうえでの障害となっている。

被災地域の住民は、いまなお更なる洪水の発生をおそれ、警戒している。

MSFの緊急対応コーディネーター、オイファ・ブリアチは説明する。

「フィリピンは今、雨季にあたり、雨はもっと降ると予想されています。天気予報もあまりかんばしくない様子です。さらに洪水が起これば、生活圏の大部分が既に水面下にあり、危うい状況に置かれている人たちにとっては最悪の事態となるでしょう」


 

Bookmark and Share

関連情報

2012年1月6日
フィリピン:台風・洪水被災地で活動を展開中―緊急対応プログラム副責任者インタビュー
2009年11月25日
フィリピン:ミンダナオ島の非常事態を受け、活動を一時中断
2009年11月10日
フィリピン:引き続き、疾病発生の監視と防止に尽力
2009年10月30日
フィリピン:緊急対応続報-最も脆弱な人びとへの援助を継続-(10月12日現在)
2009年10月30日
フィリピン、インドネシア、サモア、インド被災地におけるMSF緊急チームの援助活動

[フィリピン] に関連した情報を表示

[フィリピン洪水(2009年)] に関連した情報を表示