フィリピン、インドネシア、サモア、インド被災地におけるMSF緊急チームの援助活動
2009年10月30日掲載
フィリピン洪水、スマトラ島沖地震、サモア諸島沖地震・津波、インド洪水への対応

パシグ市避難所にて、衛生用品配布の
様子。
9月末から各国で連続して発生した自然災害を受け、国境なき医師団(MSF)は複数の緊急チームを被災地に派遣。特に援助の網からこぼれ落ちて見過ごされている人びとのニーズに応えることに集中して、調査と援助活動を展開しています。日本人スタッフ(看護師3人、ロジスティシャン1人)もインドネシアでの活動に参加しました。
寄付により出来ること
5,000円で、20人の怪我人に、感染から守るための抗生物質を用いた治療を行うことができます。
30,000円で、1,200人の人びとに約1ヵ月間、風邪やマラリアなどの病気やけがの治療を含む基礎医療を提供できます。
50,000円で、家を失った人びとが雨露をしのぎ、寝食の場所を確保するためのシェルター資材20世帯分を用意できます。
80,000円で、500人分の飲用水を供給できるタンクのセットを設置できます。
各国での対応の概要


マルコとその家族。パシグ市避難所にて。
【フィリピン】(洪水)
9月末から10月にかけ、複数の大型台風がフィリピンを襲いました。MSFは、ルソン島北部で最初の援助活動を開始した後、パンガシナン州、タルラック州、ベンゲット州でも洪水被災者に対応し、衛生用品や建材を配給しました。11月中旬までに2500件を超える診察を行い、その後も水因性の感染症の流行防止に努めています。そのほか、簡易トイレの設置と9000家族への浄水剤の配給なども実施しています。
【インドネシア】(スマトラ島沖地震)
9月30日にスマトラ島を襲ったマグニチュード7.6の地震を受け、MSFは特に甚大な被害のあったパダンとパリアマン近くの村々に集中して援助を行っています。現地では移動診療を通じて、生存者への心理ケア、感染症の監視、援助物資の配布、そして水・衛生に関するサポートを展開しています。

4階建てのビルの跡の下で犠牲者を捜す人びと。
【サモア】(サモア諸島地震)
9月29日の朝、南太平洋のサモア諸島沖でマグニチュード8.0の強い地震が発生し、10月1日の時点で、サモアと米領サモア、トンガにおける死者数は計140人に達したと報道されました。MSFは、さまざまな援助ニーズがある中、特に対応が不足していた心理ケアの分野での活動を行いました。
【インド】
10月初頭の大雨により、インド南部のカルナタカ州、アンドラプラデシュ州で大規模な洪水が発生しました。数百万人が自宅からの避難を余儀なくされ、死者は250人以上とみられます。MSFは台所用品、毛布、衛生用品、テント用ビニールシートなどの緊急キットを配布。また、マラリアの発生傾向があるヴィジャヤワダ地区では、蚊帳の配布も行います。
フィリピン洪水
台風の爪あとと現在のMSFの活動(
英語、FLV形式)
フィリピン中部パンガシナン州ロサルス町での活動の様子をお届けします。一連の台風ののち、現地はようやく落ち着きを取り戻しました。
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引き続き、疾病発生の監視と防止に尽力
10月30日の深夜、フィリピン北部ルソン島中部のケソン州東海岸で台風21号「ミリネ」の接近に伴い、土砂崩れが発生した。
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緊急対応続報-最も脆弱な人びとへの援助を継続-(10月12日現在)
9月26日と10月3日にフィリピンを直撃した、台風16号「ケッツァーナ」と台風17号「パーマァ」は、840万人以上の被災者と849人の死者をもたらした。
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フィリピンの緊急対応コーディネーターへのインタビュー(10月13日現在)
フィリピンの洪水災害に対応している国境なき医師団(MSF)の緊急対応コーディネーター、ヴォイテク・アスツタブスキが、援助の届いていない小さな町の状況を、現地から報告する。
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北部の新たな冠水地域で移動診療チームが緊急対応(10月13日現在)
フィリピンでは豪雨が続き、新たな構造物の被害や、人道上の危機が起こっている。10月8日、ベンゲット州は数百回の地すべりに見舞われ、死者は約180人にのぼった。
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冠水したマニラ及び周辺地域の状況とMSFの活動(
英語、FLV形式)
台風16号が通過したフィリピン中部にある首都マニラでは、今も冠水が続き、人びとの生活に大きな影響が出ています。また、環境の悪化により、下痢や感染症の拡大も懸念されています。
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サモア、インドネシア、フィリピン:天災の被災者に心理ケアを提供(10月8日現在)
数回にわたり自然災害に見舞われた東アジア・南太平洋地区で現在医療・救援活動を行っている国境なき医師団(MSF)チームは、心理ケアを活動に組み入れることを決定。
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活動を継続しつつ、台風17号停滞の影響を調査(10月8日現在)
フィリピン北部では2つめの台風である台風17号「パーマァ」による降雨が続いていることから、国境なき医師団(MSF)の医師とロジスティシャン(物資調達管理調整員)は現在、フィリピンで最も面積の大きい島であるルソン島の状況を調査している。
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緊急対応チームの医師へのインタビュー
フィリピンの洪水災害に対応している国境なき医師団(MSF)の医師、ナターシャ・レイズ=ティクゾンは、移動診療の様子について、次のように語っている。
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医療や衛生・住環境が厳しい中、監視の継続が必要(10月6日現在)
MSFの1チームが現在、10月3日の2度めの台風で甚大な被害を受け、15人が犠牲となったフィリピン北部のツグエガラオ市で調査を進める一方、他チームがマニラ市及び周辺地域で活動を行っている。
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懸念される被災者390万人の健康状態(10月5日現在)
10月3日にフィリピン北部を直撃した2つ目の台風「パーマァ」によって被害は更に拡大し、15人が亡くなった。また、「パーマァ」すなわち台風17号は、新たに17万人に避難を余儀なくさせた。
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被災者の証言 マニラ市中心部の避難所にて
マルコは、首都マニラの中心部にあるスーパーに勤めている。洪水の前まで、パシグ市内の川の近くに住んでいた。結婚して、3人の子どもがいる。ここ1週間パシグ市の避難所に指定された地元の学校に、家族とともにいる。
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新たな台風17号接近で、洪水被災者は警戒(10月1日現在)
フィリピンでは、10月第1週の週末にかけて接近が予想される台風17号によって、再び降雨が始まっている。
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緊急援助チームが洪水被災者の診療を開始(10月1日現在)
国境なき医師団(MSF)はフィリピン・リサール州での調査を終え、医療チームがモンタルバンの避難所に身を寄せる被災者の診療を開始、29日には80件の診療を行った。
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台風の被災地に調査チームを派遣(9月29日)
9月26日にフィリピン北部を台風16号「ケッツァーナ」が直撃し、当局は240人が死亡、45万人が避難したと報じている。国境なき医師団(MSF)は被災者への緊急援助を検討するため、調査チームを派遣した。
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インドネシア・スマトラ島沖地震
スマトラ沖地震 被災地で活動を続ける現地人医師からの報告
インドネシア人のジョン・ジュリアダーマ医師は、9月30日に大地震に見舞われたインドネシアのパダンで、国境なき医師団(MSF)の緊急援助活動に参加している。下記は同医師からの報告である。
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スマトラ島沖地震後1ヵ月間の活動概要
インドネシア・スマトラ島を襲ったマグニチュード7.6の地震からほぼ1ヵ月間、国境なき医師団(MSF)は特に甚大な被害のあったパダンとパリアマン近くの村々に集中して援助を行っている。
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スマトラ島沖地震被災者の証言
インドネシア・スマトラ島沖地震で被災し、過酷な現実と向き合う、3人の証言を紹介する。
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スマトラ島沖地震 MSFは援助の届きにくい地域に活動を集中(10月9日現在)
インドネシアのスマトラ島を激しい地震が襲ってから10日が経ち、既にかなりの数の援助団体が現地で活動を開始している。そのため、国境なき医師団(MSF)は援助がほとんど届いていない地域に暮らす人びとに援助活動の中心を移しつつある。
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地震で大きな被害を受けたパリアマン市北部から心理療法士の報告
国境なき医師団(MSF)のマレーシア人心理療法士マーリン・リーは、インドネシアのスマトラ沖地震発生から数日後、MSFが行った調査に参加した。下記は彼女の報告である。
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サモア、インドネシア、フィリピン:天災の被災者に心理ケアを提供(10月8日現在)
数回にわたり自然災害に見舞われた東アジア・南太平洋地区で現在医療・救援活動を行っている国境なき医師団(MSF)チームは、心理ケアを活動に組み入れることを決定。
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スマトラ島沖地震後、援助ニーズの高い地域で集中的に活動(10月6日現在)
インドネシアのスマトラ島を激しい地震が襲ってからほぼ1週間が経ち、レスキュー活動は終了しつつある。生存者の捜索も縮小された。しかし、救援活動は数千人の被災者を対象に今後も続いている。
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MSF調査チームが各地で活動を開始(10月4日現在)
インドネシア・スマトラ島を大地震が直撃してから3日後、千人近くが死亡、3000人以上が負傷、約3000人が行方不明となっている。10月3日土曜日、国境なき医師団(MSF)が派遣した最初のチームが被災地に到着した。
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専門家チームを派遣、救援物資を追加手配(10月1日現在)
10月1日、国境なき医師団(MSF)は6人の緊急対応チームをインドネシアに派遣した。9月30日夕方に発生した大地震によって、当局の発表によると750人以上が死亡、数千人ががれきの下に閉じ込められている。
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調査チームを派遣(10月1日現在)
9月30日夕方に発生した、インドネシアのスマトラ島沖を震源とするマグニチュード7.6の大規模な地震により、これまでに200人以上が死亡、数千人に上る恐れもあるとみられている。また10月1日朝にもマグニチュード6.6の強い余震が、被災地を襲った。
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サモア諸島沖地震
緊急対応コーディネーター、ヴェロニク・ドゥ・クラークへのインタビュー
実際に現地を見る限り、対応はかなりうまく行っていると思います。主な被災地は、東の先端に位置するラロマヌという町から南海岸です。サモア諸島のウポル島の南海岸は、ほぼ半分が津波の被害を受けました。
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サモア、インドネシア、フィリピン:天災の被災者に心理ケアを提供(10月8日現在)
数回にわたり自然災害に見舞われた東アジア・南太平洋地区で現在医療・救援活動を行っている国境なき医師団(MSF)チームは、心理ケアを活動に組み入れることを決定。
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現地調査結果と心理ケア体制について(10月6日現在)
9月29日にサモアで発生した津波被害について、国境なき医師団(MSF)が調査を開始してから1週間近くが経過した。
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調査チームを派遣(9月30日現在)
9月29日朝、南太平洋のサモア諸島沖でマグニチュード8.0の強い地震が発生した。10月1日の時点で、サモアと米領サモア、トンガにおける死者数は計140人に達したと報道されている。
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インド洪水
水位は下がり始めるも、調査・援助活動が引き続き重要(10月16日現在)
インド南部のカルナタカ州とアンドラプラデシュ州では、洪水の水位は下がってきているもの、数百万人の市民が依然住居がない状況が続いており、避難テントや食糧、マラリアをはじめとする疾病の予防対策の必要性が高まっている。
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大規模な洪水により、数百万人が家を失う
10月初頭の大雨により、インド南部のカルナタカ州、アンドラプラデシュ州で大規模な洪水が発生した。数百万人が自宅からの避難を余儀なくされており、インド当局は250人以上の死亡が確認されたと発表した。
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関連情報
- 2009年11月6日
- インドネシア:スマトラ沖地震 被災地で活動を続ける現地人医師からの報告
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- インドネシア:スマトラ島沖地震 MSFは援助の届きにくい地域に活動を集中(10月9日現在)
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