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中央アフリカ共和国:カルノー市で栄養治療プログラムを開始

2009年08月26日掲載

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国境なき医師団(MSF)は、7月23日に、中央アフリカ共和国南西部カルノー市で、栄養失調治療プログラムを開始した。これまでに400人近くの重度の栄養失調の子どもたちを受け入れている。


栄養失調児390人を治療

MSFは、中央アフリカ共和国保健当局からの要請を受けて、同国南西部のカルノー市で、栄養治療プログラムを開始、約2週間後の8月9日までに、390人の栄養失調児を受け入れた。うち350人は重度の栄養失調で、全体の40%は緊急の入院を必要としていた。

懸念される栄養状態

地元保健当局はカルノー市の病院で栄養失調児が急増する以前の6月に、すでに栄養失調の状況を懸念していた。MSFは保健省と連携をとりながら、栄養状態の簡易調査を行ったが、カルノー市病院に入院した子ども62人のうち42人が重度の栄養失調だった。さらに、診察を待っている子ども人の中にも重度の栄養失調が見られた。初期観察の結果、市内では子どもの20%以上に栄養失調の兆候が見られることがわかった。

広範な監視と調査の必要性

2009年8月、中央アフリカ共和国ボダにある栄養治療センターにて。
2009年8月、中央アフリカ共和国ボダにある栄養治
療センターにて。

中央アフリカ共和国の南西部はダイヤモンドの産地である。しかし、ダイヤモンド業界もここ数ヵ月、危機に瀕しており、市内の買い付け会社は閉鎖を余儀なくされている。しかしこのような憂慮すべき栄養状態に陥ったことは、景気の低迷だけでは説明できない。

栄養状態が悪化した原因を突き止めるには、広範な調査が必要だ。栄養失調の問題はカルノー市外まで広がり、MSFやアクション・アゲインスト・ハンガーなどのNGO(非政府組織)が、同地域で栄養改善プログラムを開始した。MSFの医療チームはカルノー市南西部のガンボーラ(Gamboula)市でもプログラム開始を検討している。


MSFは、2006年から中央アフリカ共和国の、主に北西部のパウア、ボカヤンガを中心に活動を行い、反政府武装勢力と政府軍の紛争や盗賊の被害に遭った人びとの治療に当たっている。

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