ジンバブエ:コレラ流行に対するMSFの活動状況 ─ 2月16日現在 ─
2009年02月18日掲載

チェグツ町でコレラについて情報提供するMSFスタ
ッフ。
今回の歴史的なコレラ発生は、ジンバブエ全域を通して続いている。1月21日付けのニュースでも報じた通り、流行の中心は都市部から地方部に移動しているが、都市部の状況は現在も懸念材料である。全体的な傾向として、コレラはジンバブエの北東から南西へと動いているようである。MSFは2008年8月に始まった今回のコレラ発生以来、4万5千人近くの患者を治療してきた。現在、ジンバブエで活動している国境なき医師団(MSF)スタッフは、外国人派遣スタッフと現地スタッフを合わせて500人以上に上る。
MSFは首都ハラレとその近郊で、ブディリロとビアトリスという2つの主要なコレラ治療センター(CTC)を支援し続けている。症例数は減少しつつあるが、今もってその絶対数は多い。1月第4週には、ハラレで1161件のコレラの疑い症例を診た。1月第5週に始めた水の塩素消毒、および衛生教育は続いている。22チームが3ヵ所に展開してこれらの活動を行っており、これまでに17万8千リットルの水を塩素消毒した。ハラレ近郊のブディリロでも15チームがこの活動を開始し、また他の近郊地域でも新たなチームが水の塩素消毒を始める予定である。
首都ハラレの130km南西に位置するカドマ市にあるCTCには、引き続き多くの患者が足を運んでいる。1月第4週から第5週にかけて、このCTCでは2330件のコレラ疑い症例を診た。また、グウェルのCTCでも患者は増加した。監視・調査および即時対応のために編成された3つのチームがマショナランド州内の各地において活動している。
地方部であるマスビンゴ州とマニカランド州では、MSFチームは今も大規模な発生を目にしている。1月第5週目に、チームは1300件以上の診察を行った。チームは今も続いているコレラ流行に注力しているが、マラリアの季節に入ったことも受けて、マラリアや栄養問題といった、コレラ以外の健康問題についても注意を払っている。
MSFはミッドランズ州の農村ゴクウェでも活動している。2つの移動診療チームがこの地域周辺を巡回して新たな警報に対応し、10ヵ所の診療所も支援している。
MSFチームは数週間前にチェグツ町を離れた(チェグツ町は2008年12月に深刻なコレラ発生がみられた)が、現地の診療所の状況を定期的に確認し、物資の供給にあたっている。ベイトブリッジ町とブラワヨ市においては事態は鎮静化しており、患者は少なくなっている。
MSFのジンバブエにおけるその他の活動
MSFはジンバブエで4万人以上のHIV陽性患者を疑い症例も含めて診ており、そのうち2万6千人に抗レトロウイルス薬(ARV)治療を行っている。また、重度栄養失調児の栄養治療の支援も行っている。
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