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コンゴ民主共和国:南北キブ州情勢 ─ 1月28日現在 ─

2009年02月09日掲載

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戦闘で焼かれた家々。北キブ州、ファラジェにて。

国境なき医師団(MSF)のチームが現地で確認している戦闘による暴力の件数は減少している、しかし一般市民に対する暴力の激しさは緩和されていない。DRCにおける活動責任者ホセプ・プリオル・ティオは語る。「戦闘による負傷者数はかなり減ってきています。しかし、依然として一般市民が毎日のようにレイプ、処刑、略奪、強制移住などの暴力の犠牲となり、私たちの病院にやってきます。このことは、この地域において私たちの存在を不可欠なものにしています。」

現在までのところ、政治情勢の変化がMSFの活動になんらかの直接の影響を及ぼした事実は確認されていない。したがって、複数のMSFチームが南北キブ州においてさまざまなプログラムを継続して行っている。しかしながら、ビルンデュレ(ニャンザレ地域)、ミリキ(ルベロ地区)およびキセグル(ルチュル地域)を対象とする移動診療は、ルワンダ反政府勢力である民主解放軍(FDLR)の民兵を追い詰めるために開始された共同軍事作戦のために中断を余儀なくされた。さらに、ピンガ近郊にあるいくつかの診療所への支援訪問も中止せざるをえず、その結果、前週にはンカサ、ムペティおよびマレモにある診療所を訪れていない。

北キブ州では、MSFはルチュル病院において、外科、内科、小児科、産婦人科治療、緊急治療および性的暴力の被害者に対する特別なケアを含む二次医療を提供している。同病院では2008年10月における1021人/週をピークに12月以降少しずつ減少し、現在は約150人/週となっている。そのうち3分の1近くが5才未満の子どもたちである。平均1日あたり10件の外科手術が実施されている。MSFはまたルチュル病院内に設置されたコレラ治療センターにおいて、週に約20人のコレラ患者を治療している。

ニャンザレでは、MSFはベッド数60床の小規模な病院を運営している。2008年には2100人以上の患者を受け入れ、2万2500件以上の診察を提供した。また、栄養治療センターにおいて、栄養失調児の治療を行っている。

さらに、MSFはニャンザレおよびその周辺の村では性的暴力の被害者に対する特別なケアを提供している。2008年の12月下旬からこれまでに週平均30人の性的暴力の被害者が治療を受けてきた。入院を必要とする患者は救急車でルチュルやムウェソの病院に搬送している。

さらに2つの移動診療チームが、避難民キャンプや周辺のカソコ、カツィロ、キリマなどの村で医療を提供している。 カビゾでは、MSFはベッド数22床の病棟で入院治療を提供する一方、外科治療が必要な患者をルチュル病院に搬送している。また、性的暴力の被害者や栄養失調の子供たちに医療ケアを提供している。さらに、MSFは避難民キャンプにおいて移動診療を行っている。バンブでは、MSFチームは2万人が暮らす避難民キャンプに週5日出かけ医療を提供している。最低基準値とされる1日1人あたり15リットルの水を提供するために水と衛生設備活動がまもなく開始される予定である。

さらに北の地域では、カイナに拠点を置くMSFチームが9月の戦闘から逃げて、ミリキ、キビリジ、ヴヴォゴおよびキクヴォなどの近隣の村に避難した人びとに医療を提供している。外科手術が必要な患者はルチュルの総合病院に搬送している。

ヴヴォゴでは、MSFは通院診療とベッド数20床の入院治療を提供する一方、1月初旬には栄養失調児を対象とする栄養治療センターを開設した。性的暴力の被害者は特別なケアを受けるために診療所に搬送されている。

キチャンガとムウェソ地区では、診療所および病院において通常どおり活動が行われている。避難民キャンプで暮らす人びとへの水の配給と衛生面での支援も継続して行われている。

マシシ地区にも、現在複数のMSFチームがおり、マシシの病院と診療所で活動を続けている。2008年の12月中に93例の外科手術を行ったが、そのうち8例は暴力による負傷であり、59例は産科の患者であった。さらに、性的暴力の被害者26人に治療を提供した。
病院および診療所での診察は主に下痢、マラリアおよび呼吸器感染症に関するものである。

マシシの避難民キャンプで暮らしていたコレラ感染の疑いのある患者10人の治療も行っている。このキャンプでは、衛生状態が悲惨な状況にあることからMSFチームは給水所、洗濯所および貯水タンクの設置や水の供給からなる大規模な水・衛生活動を実施している。

MSFはまたムパナモとブコンボにおいて移動診療を行っている。週平均180人の患者を診察し、10例の患者をマシシ病院に搬送している。主な搬送患者は産科、栄養失調および重度の呼吸器感染症の患者である。現在MSFは、マシシで活動を続けている唯一のNGOである。

カロンゲでは、MSFは現地の病院と4ヵ所の診療所に支援を提供する活動を続けている。そのほとんどが帝王切開からなる外科手術を含め、週平均300件の診察を行っている。

キロチェでは、MSFはベッド数150床の病院と複数の地域の診療所に支援を行っている。週平均、250件の診察を実施している。

南キブ州においても活動を継続して行っている。MSFは現在バラカ病院で活動を行っており、コレラ治療センターを設置した。ブカブでは、現在MSFのHIV/エイズプログラムをDRCの保健省とドイツのNGO組織GTZに移管する作業が行われている。

避難民の援助とコレラの大流行への対応を目的としたミノバにおけるプログラムは2008年12月に終了した。しかしMSFは、引き続き現地の人道的状況について監視を行い、必要な場合にはミノバにチームを再派遣する構えである。2008年9月から12月の間に、MSFの医療チームは1万9500例を超える診察を行い、MSFのコレラ治療センターにおいて596例のコレラ患者が治療を受けた。

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