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コンゴ民主共和国:キブ州情勢 ―11月27日現在―

2008年12月01日掲載

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カニャバヨンガ地域における最近の戦闘により、数百人が避難し、人道援助活動に支障を来たすこととなった。森に隠れていた避難民の一部分は、町に戻り始めている。28日、国境なき医師団日本(MSF)チームは基本的な医療を提供するためにカニャバヨンガで移動診療を行っている。チームはまた、9月に戦闘が始まって以来、医薬品の在庫が減っていた同地域の診療所に医薬品を提供している。

26日から28日にかけて、カイナにある病院で9人の負傷者が手術を受けた。

エドワード湖の湖岸にあるルニセンゲ村では、避難民の流入を受けて人口が増加している。カイナにおけるMSFのコーディネーター、サルハ・イッソーフーは「現地住民のもとに避難している人は5千人ほどと思われます。」と語る。

更に南に行ったところにあるニャンザレでは、3人からなる海外派遣スタッフチームがコンゴ人現地スタッフとともに活動している。現地の診療所では、栄養失調のため治療を受けている子どもたちが41人、入院患者が24人いる。27日、MSFチームははしかに罹患した子どもたちのうち、10人に4人が亡くなっているビルンデュレに赴いた。

複数のチームがルチュル病院で活動を続けている。救急車サービスは、キワンジャ、キンヤンドリ、キブトゥトゥの診療所からルチュル病院へ患者を搬送し続けている。11月第4週には、92人のコレラ患者がルチュルのコレラ治療センターで治療を受け、23人がルバレで治療を受けた。この地域で新たに始まった戦闘によって多くの人が森に隠れざるを得なくなった。医療施設に足を運ぶことが殆ど不可能になったため、これらの人びとの健康は危険にさらされている。

ゴマにおけるMSFの活動責任者、ギルダン・ブランチャードは語る。「比較的平穏であるとの認識に反して、北キブ州のあちこちで武力衝突は続いています。何千人もが避難を続け、またしても家を捨てて逃げなければなりません。これは報道機関の目から遠く離れたところで、今まさに起こっていることです。」


移動診療におけるマラリア検査。

MSFが直面している難問の一つが、十字砲火のただ中にいる人たちのもとへ赴くことである。MSFはムウェソやマシシ地区の北にある各地域で移動診療を強化している。この地域における最近の戦闘によって人びとは再び避難を余儀なくされた。移動診療チームの一つは更に西の地域を調査しており、最近の戦闘から避難した結果、充分に医療を受けられていない人びとを特定する作業を行っている。

別のチームは、更に南にあるカビゾとバンブへ行って数千人にのぼる避難民の状況を調査し、緊急医療サービスを提供することができた。カビゾでは、MSFは通院栄養治療プログラムを運営し、また性暴力の被害者を治療している。

マシシ地区ミランジャでは、はしか症例の増加に伴い、5才未満のこどもたち4千人が予防接種を受けた。MSFはマシシ病院における活動を継続し、この地域を全域にわたって移動診療を提供し続けている。

コレラやはしかなどの疾病が蔓延する危険性は、人びとが絶え間なく避難せざるを得なくなるにつれて増大している。

11月初頭以降、約4万人を収容するキバティ・キャンプ(ゴマのすぐ北方)では、MSFのコレラ治療センターは188人の患者を受け入れた。ゴマにあるドン・ボスコ孤児院には、11月の初頭以降、1400人が避難してきた。キャンプ内の衛生環境は今も悲惨な状況にあり、コレラ患者の増加を防ぐためにも早急な改善が待たれている。

ゴマにあるドン・ボスコ孤児院には、11月の初頭以降、1400人が避難してきた。別のMSFコレラ治療ユニットでは11月第1週~第4週にかけて190人の患者を治療したが、日々の入院者数は減少した。MSFは引き続き、キバティ・キャンプへトラックによる清潔な水の輸送を続けている。

ゴマ州立病院では、MSFの外科チームが20件の手術を行った。

ゴマの西方では、キロチェにある病院で活動しており、ムシャケ、カルバ、ルバヤといった前線の向こう側にある地域の医療施設3ヵ所を支援している。11月24~26日にかけて、MSFの移動診療チームは438件の診察を行い、重症患者27人をキロチェ病院に搬送した。また、11月第4週ではキロチェ病院においては282件の外来診察があり、151人の患者が入院した。22日の週末にかけて、MSFは15件の救急外科手術を行った。このうち、2人は暴力による外傷であった。

サケ町近隣のシャシャ・キャンプでは、MSFの心理療法士が、紛争の結果として心理的な問題を抱えている人びとの相談にのれるように、現地スタッフに研修を行った。約500人がグループ・セッションに参加し、特にショックの大きかった人は個別カウンセリングも受けた。

南キブ州に位置するミノバでは、MSFの1チームが現地の病院と診療所各1ヵ所を支援してコレラ患者を治療し続けている。

コンゴ北東に位置するオリエンタル州では、複数のチームが医療と家を失った人などに向けた基本的な支援をブニア、ゲティ、ドゥングとその近隣で提供している。

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