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コンゴ民主共和国:キブ州情勢 ―11月19日現在―

2008年11月20日掲載

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国境なき医師団(MSF)のチームは、北キブ州内の州都ゴマをはじめとする村や町において活動を続けており、今も続く戦闘のために、多くの人びとが移動し続けていることに強い懸念を抱いている。家を失った人や地元住民の多くは、今もなお食糧、清潔な水、医療、毛布や避難所関連の基本的物資を緊急に必要としている。

複数のチームが、情勢が安定しているルチュル町とキワンジャにある診療所数ヵ所と病院1ヵ所で活動している。現地の病院における活動は通常の手順に戻りつつあり、外科チームは一日平均で10件の手術を行っている。10月合計で、外科チームはルチュル病院で406件の手術を行った。これらの内、110件は銃創であった。

MSFはキンヤンドリとキブトゥトゥからルチュルにある病院へ患者を搬送する依頼を数件受けた。これらの患者のうち、数人は中程度から重度の栄養失調を患う子どもたちであった。ルチュル町にある診療所では、11月第3週に863件の診察が行われた。そのうち4分の1はマラリアで、3分の1弱は呼吸器感染症であった。

ルチュル・コレラ治療センターで治療を受けたコレラ患者は、11月17日に12人、11月18日には10人であった。ルバレにある治療ユニットでは、コレラ患者の数は減少している。11月18日には、入院患者はわずか3人であった。

ルチュルの西にあるニャンザレでは、状況は比較的平穏になった。MSFが活動している現地の診療所には、現在栄養失調の治療を受けている子ども25人と入院患者19人がいる。MSFはここで活動する海外派遣スタッフを増員しようとしている。チームはごく短時間の訪問を行い、近日中にルチュルへ戻る予定である。

ニャンザレから北に行ったところにあるカイナでは、治安が悪いためにMSFチームは現地の病院に残ることも、移動診療をカニャバヨンガへ送ることもできなかった。一つのチームが11月15日にごく短時間現地を訪れた。11月18日には周辺地域において戦闘があり、このため、チームはまだ戻れていない。


コレラの治療を受けている子ども。
難民キャンプ内の医療施設にて。

ゴマのすぐ北にあるキバティでは、MSFが運営するコレラ治療センターで11月14日の週に8~10人ほどの患者が新たにコレラと確認された。ここ数日間でわずかながら患者が増加し、現在は一日あたり16件ほどである。ゴマで活動している別なMSFのコレラ治療ユニットは、一日あたり平均で7人~10人のコレラ患者を治療している。MSFは引き続き、キバティ・キャンプへトラックによる清潔な水の輸送を続けている。

北キブ州内にある幾つかの地方でコレラは恒常的に再発している。MSFは北キブ州の全域で通常通りコレラ治療を続けている。最近の戦闘によってコレラ患者が増加している。劣悪な衛生状態、清潔な水の欠如、人びとが恒常的に移動していることや、避難民キャンプにおける過密な状態は全て、疾病の危険因子である。

MSFの外科チームの一つは、ゴマ総合病院にある2つの手術室で活動を始めた。11月17日には5件の手術が行われた。

MSFはゴマの西、キロチェにある病院で活動しており、ムシャケ、カルバ、ルバヤといった前線の向こう側にある地域3ヵ所の医療施設を支援している。ここ一週間ほどで、複数のMSF移動診療チームが390件ほどの診察を行った。同じ期間に、キロチェ病院では外来患者に対して227件の診察が行われ、92人の患者が入院した。

サケ町近隣のシャシャ・キャンプでは、MSFの心理療法士が、紛争の結果として心理的な問題を抱えている人びとの相談にのれるように、現地スタッフに向けて研修を行った。プログラム開始の初日、相談員は14人の参加者を迎えてのグループ・セッションおよび2つの個別カウンセリングを行った。

ゴマの北西にあるキチャンガとムウェソでは、引き続き一次医療と二次医療を提供しており、移動診療を提供している。ゴマの80km北東にあるマシシでは、病院と診療所各1ヵ所で医療を提供している。ゴマの西にあるミノバでは、MSFチームの一つが現地の病院1ヵ所と診療所数ヵ所を引き続き支援しており、コレラ患者を治療している。

MSFは危険も伴う中で可能な限りこの地域の調査を続け、最近の戦闘から避難せざるを得ず、保健医療のニーズが満たされていない人々を特定する作業を行っている。

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