コンゴ民主共和国:キブ州情勢 ―11月13日現在―
2008年11月14日掲載
国境なき医師団(MSF)のチームは北キブ州内の州都ゴマをはじめとする村や町において活動を続けている。最近の戦闘を受けて、今も引き続き多くの人びとが移動し続けていることに強い懸念を抱いている。家を失った人や地元住民の多くは、今もなお食糧、清潔な水、医療、毛布や避難所関連の基本的物資を緊急に必要としている。
複数のチームがルチュル町のキワンジャにある幾つかの診療所とルチュル病院で活動している。外科チームは11月11日以降、ルチュル病院で2人の負傷者を治療した。約31人のコレラ患者が11月10日以降、ルチュル病院のコレラ治療センターで治療を受けた。
移動診療チームの一つは13日、ニャンザレに行けないか試みる。別な1チームは15日、カイナに戻る予定である。どちらの移動も治安状況によって可否が分かれる。
ゴマのすぐ北にあるキバティでは、12日に新たに報告されたコレラの症例は6件あった。(11日には10件、11月7日から9日にかけて治療を受けたのは48件)。MSFは、引き続きキバティに向けた清潔な水のトラック輸送を行っている。これとは別に、ゴマのすぐ西にあるブヒンバ・コレラ治療センターにおいて6件のコレラ症例が報告された。ゴマにあるコレラ治療ユニットでは一日あたり8~10件の症例があると報告している。
北キブ州内にある幾つかの地方でコレラは恒常的に再発している。MSFは北キブ州の全域で通常通りコレラ治療を続けている。最近の戦闘と避難はコレラの危険性を増大させている。劣悪な衛生状態、清潔な水の欠如、人びとが恒常的に移動していることや、避難民キャンプにおける過密な状態は全て、疾病の危険因子である。
MSFはゴマ総合病院内にある2つの手術室を清掃して医薬品を置き、その一室で手術を開始した。ゴマのすぐ外にあるキバティ・キャンプでの移動診療は終了した。調査によって、他の援助団体が充分にニーズを満たしていることが確認されたためである。
移動診療にて栄養治療食を食べる子ども。
北キブ州、キバティにて。
ゴマ北方のキブンバには、12日、1チームが状況調査に向かう。
ゴマの西方のキロチェにある病院で活動を開始した。近隣にあるシャシャ・キャンプでは、紛争の結果として心理的な問題を抱えた人びとに心理ケアを提供すべく、現地スタッフの研修を始めた。
ゴマの北西にあるキチャンガとムウェソでは、MSFは引き続き一次医療と二次医療を提供している。移動診療チームの一つが12日、ムウェソの西にあるピンガを訪れる予定である。
ゴマの80km北東にあるマシシでは、6名からなるMSFの海外派遣スタッフチームと80名のコンゴ人スタッフが病院と診療所各1ヵ所で医療を提供している。ゴマの西にあるミノバでは、MSFチームの一つが現地の病院と診療所を引き続き支援しており、週あたり平均して60人のコレラ患者を治療している。
MSFは危険も伴う中で可能な限りこの地域の調査を続け、最近の戦闘から避難せざるを得ず、保健医療のニーズが満たされていない人々を特定する作業を行っている。
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