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コンゴ民主共和国:キブ州情勢 ―11月10日現在―

2008年11月12日掲載

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国境なき医師団(MSF)のチームは北キブ州内の州都ゴマをはじめとする村や町において活動を続けている。最近の戦闘を受けて、今も引き続き多くの人びとが移動し続けていることに強い懸念を抱いている。

住む場所を追われた人びとの中には、北キブ州周辺に戻る人もいるが、家を失った人や地元住民の多くは、今もなお食糧、清潔な水、医療、毛布や避難所関連の基本的物資を緊急に必要としている。

週末にかけてルチュルは比較的平穏であった。13人ほどの人がルチュル病院で戦闘による負傷の治療を受け、別の患者50人がトラックの衝突を受けて治療を受けた。近隣のキワンジャにおいて最近の戦闘による避難民を支援するために、MSFチームはキワンジャ、ルチュル町とルチュル病院という、3つの診療所で活動している。MSFは現在ルチュルで活動している唯一の団体であり、6人の海外派遣スタッフと210人のコンゴ人スタッフがこれを担っている。

ゴマを北上してすぐのキバティにあるMSFのコレラ治療センターでは、11月7日から9日にかけて新たな患者48人の治療が行われた。予防的措置として、ゴマにあるコレラ治療センターに22人ほどの患者が搬送された。これまでのところ、死者は報告されていない。キバティにおいてはまた、MSFの移動診療チームが50件ほどの診察をこの週末に行い、避難民に対して清潔な水を提供し続けている。

コレラは北キブ州においては常に懸念材料であった。コレラはこの州の風土病であるためである。今年1月から9月にかけて、MSFは州都ゴマとサケ町の間およびキバティの南から西にかけての地域において1480件のコレラ患者を治療した。最近激しい戦闘があったルチュル地域では、その同時期に1469人の患者を治療した。うち851人はムウェソおよびキチャンガで治療を受けた。


戦闘を避けて人の流れが続く。10月、キブ州にて。

最近の戦闘と避難はコレラの危険性を増大させている。劣悪な衛生状態、清潔な水の欠如、人びとが恒常的に移動していることや、避難民キャンプにおける過密な状態は全て、疾病の危険因子である。

MSFは北キブ州の全域で通常通りコレラ治療を続けている。ミノバでは一週間平均の患者数は約60~70人、ルチュルでは70人、そしてカイナでは先週13人の新患があった。ゴマにあるコレラ治療センターでは11月5日以降、63人の患者を治療しており、ここにおいて死者は報告されていない。

MSFはキワンジャ地域での戦闘を受けて、患者をキワンジャにあるコレラ治療センターからルチュル病院へと搬送した。ルバレにある治療ユニットでは11月初頭以降、一日あたり4~10人の新たな患者を治療している。

キビリジとニャンザレからカニャバヨンガとキルンバへ大規模な避難民の移動があった。MSFはキルンバの人口は先週中で3倍になったとみている。カニャバヨンガにおいては、複数の移動診療チームが先週から今週頭にかけて、3つの診療所で1351件の診察を行った。今日も複数のチームがキルンバとカニャバヨンガへと向かった。カイナにある病院では10月27日以降、戦闘による負傷者125人を治療している。

ゴマの西では、MSFチームはムシャク地域とカルバ村において移動診療を開始している。MSFは心理ケア、基本的な物資、清潔な水をシャシャ・キャンプにいる避難民に提供している。シャシャのすぐ北にあるキロチェでは、地方病院で外科措置および救急医療支援を提供することが決まっている。

ゴマの北、キチャンガとムウェソは比較的平穏である。MSFは一次医療と二次医療を提供し、移動診療を行っている。ゴマの80km北東にあるマシシでは、6名からなるMSFの海外派遣スタッフチームと80名のコンゴ人スタッフが病院と診療所各1カ所で医療を提供している。

更に東、ウガンダ国境地帯では、複数のMSFチームが数千人にのぼるコンゴ難民と避難民の状態を調査している。

MSFは危険も伴う中で可能な限りこの地域の調査を続け、最近の戦闘から避難せざるを得ず、保健医療のニーズが満たされていない人びとを特定する作業を行っている。現在、北キブ州では医師、看護師、ロジスティシャン(物資調達管理調整員)、アドミニストレーター(財務・人事管理責任者)を含めた52人ほどの海外派遣スタッフが、MSFの活動に参加している。

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