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エチオピア南部におけるMSFの栄養治療プログラム

2008年09月30日掲載

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エチオピアでは今年、干ばつや食糧価格の急騰など複数の要因が組み合わさり、地域的な栄養失調が拡大した。国境なき医師団(MSF)は5月半ば、新たにオロミヤ州と南部諸民族州で緊急栄養治療活動を開始した。当初は子どもが大半を占める重度栄養失調の患者のみを対象としていたが、7月半ばには中程度の栄養失調の子どもとその家族に対する栄養治療プログラムも開始した。過去4ヵ月間に、MSFは国内の各地で重度栄養失調の患者2万8千人と中程度の栄養失調の患者2万1千人を治療した。また7月には、栄養失調の危機にある1万2500人を対象に食糧の配給を行った。

現在、いくつかの地域では状況が安定しつつあるようであり、MSFの栄養治療センターで受け入れる重度の栄養失調の患者数は減少しつつある。しかし、危機の範囲は特定の地域に極端に限定されており、異なる農業気候区分がある上に、雨期になる時期も多様であることから、この国全体としての傾向を見極めることは不可能である。アファール州やソマリ州など他の地域でも栄養失調の発生が確認されており、MSFの医療チームには柔軟で迅速な対応態勢が求められている。

南部ではトウモロコシの収穫期がまもなく始まるが、その間も食糧配給はひき続き必要である。センターへの受け入れ人数が減少しつつある地域においても、人びとは少なくともあと数週間分の食糧援助を必要としている。南部諸民族州では、群衆が食べ物を求めてMSFの栄養治療センターに今なお殺到している。エチオピア政府と世界食糧計画(WFP)による食糧の配給ルートが複数あるものの、地域によっては配給のニーズは依然として高いままである。

今回の緊急援助でMSFが新たに雇用したスタッフ:700人以上
予算:1330万ユーロ(約20億2160万円)
新たに開設した栄養治療センター(stabilization center):6ヵ所
通院治療センター(OTP:アウトリーチ活動*プログラム):53ヵ所
栄養補給センター:26ヵ所

*こちらから出向いて、援助を必要としている人びとを積極的に見つけ出し、サービスを提供すること

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