イラク:シンジャールでの大規模な自爆テロを受け、病院に医療器具を寄付
2008年06月05日掲載
5月29日の午前11時ごろ、イラク北部のニナワ県にあるシンジャールの町で、民間の建物に囲まれた立地にある陸軍採用センターを標的とした自爆テロが発生し、少なくとも16人が死亡し、多数の一般市民を含む負傷者が出た。5月30日時点では60人の患者が現地の病院に収容されているが、この病院はイラクのほとんどの医療施設と同様に、医療器具や質の高いスタッフが極度に不足している。国境なき医師団(MSF)は直ちに40人分の火傷用の治療器具、縫合用の糸や麻酔薬からなる医療物資を送付した。外科手術を要する患者16人は、シンジャールから近いクルド地域の町、ドホークの病院に移送した。MSFはこの病院を2007年から支援している。
安全上の理由から、MSFチームがイラクの紛争地域に直接入ることはできない。MSFは2007年から、比較的安全であるイラク北部のクルド地域で活動を行っている。その目的は、北部の戦闘地域にある病院に医療器具やスタッフのトレーニングを提供し、紛争地域からクルド地域に移送されてくる戦争の犠牲者を治療することである。MSFはまた、イラク中部の病院に対しても医療器具とトレーニングを提供している。
MSFはイラクの一般市民の医療状況を大いに憂慮している。特に戦争の犠牲者は、医療ケアや医薬品、適切な治療を受けることがますます困難になりつつある。
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