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中央アフリカ共和国:MSFの救急車両が襲撃を受け、女性が射殺される。9ヵ月間で2人が殺害され、MSFの活動が危機に

2008年03月14日掲載

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3月10日、中央アフリカ共和国(CAR)北東部のバカガ州で、国境なき医師団(MSF)の救急車に銃を持った男が発砲し、女性1人が射殺された。これを受け、MSFは同州の主要都市郊外での移動診療活動を停止した。CARにおいて過去9ヵ月間にMSFへの銃撃で殺害された犠牲者は2人目となる。この救急車には、ゴルディルにあるMSFの診療所から退院した母親とその子どもが乗っていた。32才の女性は、子ども6人を残して亡くなった。

MSFの活動責任者、ニコル・ヘンツェは語る。「私たちは患者の母親が射殺されたことに衝撃を受け、激しい憤りを感じています。この銃撃は受け入れがたいものです。今回の襲撃は、明らかにMSFの救急車両を狙ったものであり、遠隔地や国内での私たちの活動を見直す必要性も出てきました。すべての武装勢力は人道援助活動を尊重すべきです。これには医療従事者、そしてなによりも患者が含まれます。」

今回の殺害は、この数ヵ月間で発生した人道援助従事者と医療従事者に対する一連の攻撃と脅迫に続くものである。昨年6月には、MSFのスタッフだったエルザ・セルファスが、同国北西部で反政府勢力の銃撃によって殺害されている。これによりMSFは活動期間の縮小を余儀なくされた。

今回の銃撃事件が発生する前まで、MSFはCAR北部全体で遠隔地の住民への基礎医療の提供や、重症の患者への二次医療の提供および病院への移送を行っていた。しかし、これらの孤立した住民の治療を医療チームが行うために必要な状況が現在は整っていないとMSFは見ている。

CAR北部の一般住民の多くは、道路沿いでの強盗、武装勢力による暴力行為、度重なる避難に見舞われている。村は襲撃され、略奪され、焼き討ちに遭い、荒れ果てた森林地帯への避難を余儀なくされ、医療ケアへのアクセスは厳しく制限されている。

北東部のバカガ州では、MSFは約3万5千人の住民に移動診療と、同州ビラオとゴルディルにある診療所を通じて治療を提供していた。チームは他にも、北西部のウハム・ペンデ州、ウハム州、ナナ・グリビジ州にある7ヵ所で活動している。MSFは緊急手術を実施し、一次医療と二次医療の提供や結核、HIV/エイズ、アフリカ睡眠病の患者の治療も行っている。MSFは1997年からCARで活動を行っている。

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