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ブルキナファソで髄膜炎の流行拡大が続く

2007年03月27日掲載

2月末にブルキナファソで発生した髄膜炎の流行は拡大を続けている。保健当局が3月中旬に発表した最新の統計によると、今年初めからの死者は801人、髄膜炎の疑い例は1万796件に上っている。同国の3分の2が髄膜炎の流行段階または要警戒状態にあり、首都ワガドゥグでは現在、流行の影響が出ている。国境なき医師団(MSF)はすでにワガドゥグ市内の病院で患者の治療を支援しているが、支援体制を現在強化中である。その一環として、54万人分のワクチンと低温輸送体系(コールドチェーン)用の機材を積んだ貨物機が3月17日に到着した。また、欧州から派遣された専門家6人に加えて、隣国のマリで活動しているMSFスタッフのうち7人がワガドゥグに到着した。

MSFは2月26日以来、髄膜炎患者の治療において、ワガドゥグ市の保健当局を支援している。MSFの医療チームは市内の2ヵ所の診療所で活動しているが、利用可能なわずか数十床のベッドは急速に不足状態に陥った。これを補うため、MSFは医療用テント内に160床のベッドを増設するとともに、医療機器を提供している。

ワガドゥグ市は4つの地区に分かれているが、このうち3地区で流行を示す数値が標準値を超えており、150万の人口が集中する同市における状況の悪化が懸念されている。髄膜炎は感染性が高く、深刻な危険を伴う病気であるため、保健当局は何らかの症状が現れたら、直ちに診療所に行くよう住民に呼びかけている。

MSFのブルキナファソにおける活動責任者、フランソワ・ジディは語る。「髄膜炎に感染した人びとがあまりにも殺到しており、MSFチームが提供した160床のベッドは既に全てふさがっています。そのため、私たちは収容能力を増やす準備を進めています。髄膜炎は適切な治療を受けなければ感染者の50%が死亡する可能性があるため、この状況は憂慮すべきものです。また、治療を受けても、患者の20%が神経性の合併症を発生します。」

ブルキナファソ当局は流行を抑えるため、国内全土で広範な集団予防接種を実施した。実施規模が大きいことを考慮して、MSFはワガドゥグ市内で最も人口密度の高いピシー地区における集団予防接種を担当することを決定した。同地区で合計約54万人に接種を行う予定である。そのためのワクチンと医薬品が、必要な医療器具や輸送用設備などと共に3月17日、貨物機でワガドゥグに到着した。今回の緊急事態に対応するため、MSFはこれまでに100万ユーロ(約1億6千万円)近くの資金を投入している。


MSFは今年に入ってから、スーダン、コンゴ民主共和国、ウガンダの3ヵ国で86万人以上に対する髄膜炎の予防接種を行っている。

MSFはエイズ感染者治療プログラムの一環として、1995年からブルキナファソで活動を続けている。また、医療援助を全く受けられずに売春をしている少女を対象とする活動も行っている。

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