アンゴラで今年2度目のコレラ流行:MSFは医療団体にさらなる関与を要求
2006年12月01日掲載
雨期の到来によってアンゴラで再び発生した最近のコレラ流行を受けて、国境なき医師団(MSF)は以前アンゴラ南部のルバンゴで行っていた援助活動の再開を決定した。11月に入ってからの患者数は現時点で1427人と増え続けており、死亡率も高いままとなっている。
今年4月の流行に続き、コレラはアンゴラに再び大きな打撃を与えている。感染例が増加し病気の新たな温床となっていることから、MSFは今年2度目の緊急援助の開始を決定し、アンゴラ保健省および同国で活動中の国際援助団体に、この感染症と闘うべく責任を持って行動するよう要求している。世界保健機関(WHO)によれば、今年始めから11月5日までにコレラ感染者は5万8138にのぼり、このうち2382人が命を落としている。
MSFはウイラ州の州都ルバンゴにおいて、今年4月のコレラ流行時に既に約600人の患者をコレラ治療センター(CTC)で治療した。このコレラの波は7月には収まったように思われたため、センターのインフラと残った設備は保健当局に引き継ぎ、将来のニーズに対応できるようにしていた。現在コレラの感染者が再び増加しているため、MSFは緊急の対応を要請している。
MSFのアンゴラにおける活動責任者、Andrei Slavuckij医師は語る。「他団体、特に浄水・給水に携わる団体はルバンゴにおいてさらなる行動をとる必要があります。現在では連日50~60人の患者が運ばれてきており、もし有効な予防対策をとらなければ、この数字はさらに高くなるでしょう。雨が激しさを増しており、チームの活動はさらに困難になっています。」くわえて、先週には血便性の下痢の症例も発生した。MSFは疫学的な調査を行っている。
11月29日にMSFは現地スタッフと共同で大規模な活動を行うべく、医師や物資担当者など、外国人派遣ボランティア17人をルバンゴに緊急派遣した。CTCを運営し、また現地当局と協力してルバンゴ市の給水を監視するために必要な医療器具や医薬品、そして19トンの輸送用物資を搭載した貨物機が、現地に向けて出発している。
MSFの他のチームは、コレラ感染が既に拡大していると見られる他地域の医療ニーズを調査するために出発した。南部クネネ州の州都オンジバの病院では394人が治療を受けており、患者の収容能力を緊急に確認する必要がある。
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