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コレラ流行の最新情報 −5月26日現在−

2006年05月26日掲載

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概要


コレラ治療センター内の様子

この数日でコレラの新規感染例はゆるやかに、しかし確実に減っている。2月13日に公式に最初の感染例が報告されて以来、アンゴラ国内では感染者3万8千以上*が報告されており、これまでに1350人以上が命を落とした。過去24時間のうちに360人以上が新たに感染し、8人が亡くなった。コレラはアンゴラ国内18州のうち、12州に拡がっている。先週、国内のほぼ全域で状況は改善、あるいは安定した。クアンザ・スウ州では新規感染例と死者数が増加している。また、ルンダ・ノルチ州では新規感染者が報告されている。

ボアビスタ、カスコ、サンビアンガなど、ルアンダ市北部では新規感染者の数は減少し続けている。ヴィアナ、カゼンガ、マイアンガなどルアンダから南にある市町村では状況が安定した。

国境なき医師団(MSF)は今回のコレラ流行への対応を開始して以来、2万2千人以上の治療を行った。また、約400トンの医療物資・援助物資を現地に送っている。派遣ボランティア70人以上、現地スタッフ約800人からなるチームが活動に従事している。

MSFの活動

(コレラ対応緊急プログラムのみを掲載。MSFはその他にもマラリアやエイズ治療など広範な活動を各地で展開しています。)

ルアンダとその周辺

ルアンダ市ではこれまでに1万9500人以上がコレラに感染しており、MSFのコレラ治療センター(CTC)で1万6千人以上が治療を受けている。2月13日に最初の感染者が報告されて以来、ルアンダでは260人以上が命を落とした。MSFは合わせて10のコレラ治療センター(CTC)を、市内で最もコレラの影響を受けているサンビザンガ、カスコ、カゼンガ、サンバ、マイアンガ、カセケル、キランバ・キアシ、ヴィアナの各地域に設置した。この数日間は、新たに入院する患者数が1日あたり200~300人と変動している。


ルアンダのスラム街、
ボアビスタの光景。
この地で最初にコレラが発生した。

ルアンダにあるCTCのベッド数は合計で約700床になる。MSFは今週、マイアンガにベッド数80床のCTCを新たに開設した。ヴィアナではベッド数45床のコレラ治療ユニット(CTU)を開設している。

キファンドンゴは、ルアンダのさまざまな地域に水を運ぶトラックが給水をおこなう重要な地点である。MSFはここで連日500台以上のトラックを消毒している。これは、1日あたり5百万リットル分の水を輸送する台数である。

MSFはカスコ、カゼンガ、マイアンガの各地で、地域の保健センター内に経口補水塩ポイント(ORS)を8ヵ所設置、あるいは支援している。ORSはコレラに感染している人が水分を補給できる場所で、重症の患者が来れば即座にCTCに搬送できる。移動診療チームが毎日各ORSを監視する。コレラの被害が大きい地域にORSのネットワークを作る目的は、患者を見つけてからCTCに搬送するまでの時間を短縮することである。また、入院の必要がない軽症の患者を治療することも目的としている。ORSを設置することにより、CTCの負荷を減らすことができる。

ウイジェ州

ウイジェでは5月26日までに約50人が感染し、うち5人が亡くなっている。MSFはウイジェにベッド数25床のCTCを設置している。チームは水・衛生環境の整備、現地スタッフの訓練、市内の家屋の消毒を行っている。また、コレラの予防方法について人びとの意識を向上させるための活動を行っている。

ウイラ州

コレラ流行の発生以来、520人以上が感染しており、うち48人が亡くなっている。MSFはルバンゴにベッド数150床のCTCを新たに開設した。連日、平均20人の新規感染者がCTCに入院している。また、キレンゲにあるベッド数40床のCTUを支援すると共に、カクラの状況を監視している。

マランジェ州

コレラが発生してから3800人以上が感染し、うち190人以上が亡くなっている。MSFはアンゴラ保健省と共に、ベッド数120床のCTC内で活動している。

ビエ州

クイトでは3人の感染が確認され、うち1人が死亡した。MSFは小規模のCTUを設置し、現地医療スタッフを対象に緊急事態に備えての訓練を行ったが、これ以上の感染例が報告されなかったため、CTUを閉鎖している。

ベンゴ州

MSFは州都のカシトでCTCの支援を続けている。コレラの発生以来、感染者2千人以上が報告され、うち88人が死亡した。5月21日に報告された新規感染は2例だけであった。

クアンザ・ノルチ州

この州では先週、新規感染者が着実に減っている。コレラの流行が始まってから、3500人以上が感染しており、179人が亡くなっている。MSFはンダラダンドにあるベッド数85床のCTCと、ドンドにあるベッド数20床のCTCを支援している。

クアンザ・スウ州

現在までに550人の感染が報告されており、うち72人が亡くなっている。MSFはベッド数60床(入院用48床、病状監視用12床)を州都スンベに設置している。MSFは5月20日に業務を開始したこのCTCを、アンゴラ保健省と現地当局の協力のもと支援している。

ルンダ・ノルチ州

最初のコレラの疑い例が先週報告され、ラボによる確認を待っている段階である。MSFはクアンゴにあるCTCでの活動を開始している。また、現地当局と協力してムシンガのCTUでも活動している。

フアンボ州

MSFはウクマとカアラで、2ヵ所の主要な医療施設の現地医療スタッフに緊急事態に備えての訓練を行った。また、医療物資・援助物資を提供した。

ベンゲーラ州

ベンゲーラ州では7400人以上が感染し、約500人が死亡した。新規感染者の数は減少している。5月21日には34例の新規感染が報告されたが、死者はいなかった。MSFはベンゲーラ市でベッド数150床のCTCを運営している。この他に、バイア・ファルタ、カツンベラ、クバル、ベンゲーラ、チョンゴロイ、カインバンゴの5ヵ所でCTCを運営しており、合計するとベッド数は160床になる。チョンゴロイにあるCTC1ヵ所の支援も行っている。バロンボではベッド数30床のCTUを支援している。町へのトラック輸送による給水も行っている。

ナミベ州

MSFは今週末、調査ミッションを同州に送り、現地の状況について矛盾している情報を照合、確認する予定である。

*アンゴラ保健省による公式発表

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