MSFの活動状況
2004年12月27日掲載
スリランカ
病院は負傷者であふれ返り、回収されずにいる遺体も数多く残されている。大量の人々が住む家を失いホームレスとなっている。(12月26日付)
被害がもっとも大きかった地域は、南東部のマタラ、カルタラ、ガレ及びハンバントタ、北東部のトリンコマリー、バティカロア及びジャファンであると報告されている。ガレでは略奪が報告されており、外出禁止礼が発布された。道路は一部通行不可となっている。(12月27日付)
MSFフランス支部
26日夜、半数はヨーロッパ(ロンドン)、半数は日本からの派遣となる6人編成のチームがコロンボに向け出発。チームには外科医1名、内科医1名、看護師 1名、及びロジスティシャン2名が含まれている。彼らはMSFフランスがプログラムを実施していたことのあるスリランカの北東部に向かい、最初に海岸沿いの町バティカロアを目指す。オーストラリアでは10名のボランティアが待機しており、必要に応じて緊急短期ミッションに出発できる体制にある。(12月 26日付)
MSFスペイン支部
緊急援助活動責任者1名と看護師1名がコロンボに到着、医師1名も現地に向かっている。27日から南東部にて調査活動を実施する。ほか7名が必要に応じて出発できるよう待機中である。(12月26日付)
MSFスイス支部
ジュネーブからスリランカに3人のチームを派遣予定。
MSFオランダ支部
現在、スリランカにNGOを立ち上げた元MSFオランダのスタッフと連絡をとっている最中。(12月26日付)
インドネシア
MSFベルギー支部
ベルギーのオスタンドから貨物チャーター機がスマトラ島北部(アチェの近郊)のメダンに向い、27日深夜に医療・衛生物資を搭載し出発予定。多くのテレビ局、カメラマンから同行撮影依頼が寄せられ、現在対応中。(12月27日付)
27日午後(ヨーロッパ時間)にバンダ・アチェに向かって8人のチームが旅客機でジャカルタを出発。チームには看護師3名と医師2名(全員インドネシア人)に加え、ロジスティシャン1名(英語とアラビア語を話すボランティア、イブラヒム・ユーニス)、サビ―ヌ・ランス(フランス語、オランダ語、英語を話すMSFベルギーのプログラム責任者)そして通訳1名が含まれている。また、3.5トンの医薬品も彼らの搭乗機に積載されている。
バンダ・アチェへの飛行時間は3時間であり、チームの現地入りは2時間後を予定している。
一方、ロジスティシャン1名(英語、フランス語、オランダ語を話すアレクシス・モーンズ)はチャーター機が着陸するメダンに向かっている。28日にヘリコプターを手配し、道中北東部の沿岸(全長400キロ)の調査を行いながらバンダ・アチェへと飛ぶ予定である。計画では向こう2,3日、ヘリコプターを使い被害甚大と予測される北東部の沿岸を上空から調査する予定となっている。
アーウィン・バントランド(広報)とデビッド・カーティス(緊急活動責任者)が27日夜国内線かチャーター機でジャカルタに出発する予定となっている。(12月27日付)
ヨーロッパから必要に応じ、さらにスタッフを派遣する準備体制がしかれている。
マラリアとデング熱の発生が重要な問題となることが懸念されている。海水が供給水源を汚染しているため衛生的水の供給が際優先課題となる。生存者には心理ケアの提供が予定されている。(12月26日付)
タイ
MSFフランス支部
プーケットで調査活動中。26日午後早くにもMSFのスタッフ1名が現地入りの予定。ロジスティックチームが地元の市場で食料品以外の援助物資(毛布など)の入手先確保のため情報収集中。(12月26日付)
マレーシア
MSFベルギー支部
ペナンで医師2名が調査活動実施中。大量の建物や物の損壊を目撃したとしており、警察や軍などが回収作業を開始したと報告している。マレーシアでの死亡者数は現在17名、負傷者数は数百人とされている。人々は状況に比較的うまく対応をしているようだが、大都市での情報しか現在の所入手していない。調査チームは27日、沿岸部の小さな村に行く予定である。(12月26日付)
ミャンマー
MSFスイス支部
ミャンマー南部のミイェクに調査チームを派遣する予定である。(12月26日付)
インド
MSFベルギー支部
2人からなるチームがインド南部の数カ所にて調査活動を行っている。26日タミール・ナデュの州都チェンナイに到着した。予想より被害状況は悪くなく、沿岸の被害はそう大きくはなく政府及び地元の人々による医療施設、食料配給,清掃活動が組織されている。チェンナイでは衛生的な水の不足はないようである。この2日間に政府の運営する病院に220人の負傷者が軽傷で収容された。
27日、調査チームはさらに南部のナガパッティナム(最も被害のひどい地区)を訪れた。沿岸部は被害状況がひどく、多くの家族が行方不明者を捜索中である。政府と地元コミュニティの対応力は大きい。遺体はすでに回収され始め火葬(焼却)されている。清潔な水の供給再開のため、水ポンプを稼動させる電力供給システムの復旧が試みられている。保健当局は人員を増やして無料の「医療キャンプ」を設営した。病院には医薬品・物資が十分確保されているようである。現時点での基本的な問題は心理的外傷(PTSD)のようである。(12月27日付)
MSFオランダ支部
28日朝、看護師1名、水衛生専門家1名の二人のボランティアがチェンナイに向け出発する予定である。(12月27日付)
バングラデシュ
MSFオランダ支部
ほかの被災国に比べ、比較的バングラデシュの被害状況は軽いと報告されている。MSFオランダ・ドイツ支部では特別な介入はない。(12月26日付)
その他
MSFが活動しているソマリアやケニヤなどのすべての国の現地活動チームは被害状況を調査中である。
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