• English
  • 한국어

RSS

ご寄付に関するお問い合わせ・資料請求は フリーダイヤル 0120-999-199

寄付する

カンボジア

活動の背景:風土病/伝染性疾患
活動スタッフ:361人

国境なき医師団(MSF)のカンボジアでの活動は、1979年、タイとカンボジアの国境沿いの難民に医療援助を提供することから始まった。それから10年後、難民の帰還に伴い、MSFはその活動をカンボジア国内に移し、何十年にわたる戦争によって崩壊した国の保健医療制度を再建するための支援に携わった。同国の保健医療制度が改善されつつあるため、カンボジアにおけるMSFの活動は縮小している。しかし、MSFは2007年4月現在、7900人の患者に対して抗レトロウイルス薬(ARV)治療を行っており、同国のHIV/エイズ治療プログラムは、MSFがアジアで行うプログラムとしては最大規模である。

MSFはカンボジアにおいて、HIV/エイズを糖尿病や高血圧と同様の慢性疾患として治療するという、革新的なアプローチに活動の重点を置いている。このプログラムは、徐々に保健省に引き継がれているが、現在でもARV治療を受けている患者の44%が、MSFが支援する診療所で投薬を受けている。

MSFは、プノンペン、シエムレアプ州、タケオ州、コンポンチャム州、さらに最近になり、オッドー・ミアンチェイ州で、ARV治療を提供している。また、第一選択薬が効かなくなった患者に対して第二選択薬による治療、カウンセリングや日和見感染の治療、HIV/エイズに関する教育活動も行っている。MSFは、より多くの患者へARTを提供するという国家計画に対する技術的な支援も行っている。MSFはまた、小児エイズの取り組みも行っており、2007年7月までに750人の子どもが治療を開始し、免疫システムの劇的な改善や成長、発育の促進もめざましく、生活の質も大いに改善するなど、この取り組みは成功を収めている。

MSFは、社会から見捨てられた人びとにも特別な注意を払い、現在プノンペンの主要な刑務所2ヵ所で、HIV陽性患者に治療を提供している。

2007年、MSFはプノンペン、タケオ州、シエムレアプ州において、HIV/エイズ感染の有無とは関係なく、多剤耐性結核(MDR-TB)を含む結核に感染した患者に対する治療の展開にさらなる重点をおいてきた。その一環として、カンボジア人医療スタッフに対する結核への取り組みに関する指導や、タケオ州の結核病棟の改修を行った。今後も、患者を隔離する環境を改善するため、シエムレアプ州とコンポンチャム州での病棟の改修を計画している。

MSFはまた、季節的な流行病に対応する地元保健当局の取り組みへの支援も実施している。2007年夏に突発的に発生したデング熱の流行を抑えるため、MSFは医療物資の供給と医療スタッフの派遣を行った。デング熱は、蚊が媒介する感染症であり、カンボジアの風土病である。

MSFは1979年からカンボジアでの活動を行っている。