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ニジェール

外国人派遣スタッフ 66人
現地スタッフ 713人

2005年以来、MSFはニジェール国内各地において、重度の急性栄養失調に苦しむ子ども数万人を治療する緊急援助活動を行っている。現在の栄養治療戦略は外来診療室とそのまま食べられる栄養食品(RUTF)を活用しており、MSFはこれまでよりもはるかに多くの子どもの治療を行えるようになった。2005年、栄養失調からの回復率は90%以上に上昇した。

2005年中旬には、MSFは新たにマラディ県に7ヵ所、タウア県に2ヵ所の集中栄養治療センターを開設し、27ヵ所に通院治療センターを開設した。栄養失調に陥る子どもの数が減り始めたため、これらの施設の大半を閉鎖あるいは他のNGOに引き継いだ。MSFは、依然として栄養失調率が高いマラディ県南部の子どもたちの治療に集中した。2005年8月にはザンデール県北部のタヌート地域での活動を開始し、集中栄養治療センターを1ヵ所、通院治療センターを11ヵ所設置した。集中栄養治療センターでは3500人以上の子どもの治療を行い、2006年1月に閉鎖した。ティラベリ県のワラム地域でも2005年に援助を提供し、2005年9月から12月の間に501人の重度の栄養失調児と2355人の中度の栄養失調児を治療した。このプログラムは2005年12月末に別のNGOに引き継いだ。

2006年にはザンデール県、マラディ県、タウア県で引き続き、重度ないし中度の栄養失調児を治療した。MSFは同年6月までに、2万5千人以上の子どもたちに栄養失調関連の医療ケアを提供し、約2千人の子どもたちが毎週、栄養治療プログラムに加わった。子どもは他の病気を併発することで急性栄養失調が進行する危険性が高いため、MSFはニジェール保健省と共に、マラディ県のほとんどの医療施設で5才未満児に無料で医療を提供するべく活動している。
2005年7月にはマラディ県で2ヵ所の小児科病棟を開設し、マラリアの重症例や急性呼吸器感染症、急性下痢疾患の治療にあたっている。2005年の間、2ヵ所の病院で5万人以上が診察を受け、2千人以上が入院した。2006年の1月から5月の間には3万人が診察を受け、900人が入院した。

食糧配給

国連世界食糧計画(WFP)に後押しされたニジェール政府は2005年10月、無料の食糧配給を中止するよう呼びかけた。食糧市場を不安定にしないために、収穫期から2週間後に配給は中止された。MSFは人びとが急性栄養失調に苦しむ地域に配給先を変更するように求め、10月末にはザンデール県南部の最も栄養失調の影響を受けている村々で、国連の援助物資の一部を配給し始めた。マラディ県南部では、中程度の栄養失調児に対して13万人分の食糧を配給した。

髄膜炎の発生

2006年2月にはマラディ県の南部地方で髄膜炎が発生した。MSFは集団予防接種を実施し、2月から3月の間に80万人以上に予防接種を行った。また、感染患者の治療を行った。

MSFは1985年から、途中中断期間を挟みつつ、ニジェールで活動を行っている。