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チャド

外国人派遣スタッフ 89人
現地スタッフ 743人

2005年から2006年を通じてチャドは政情不安に悩まされた。数度にわたるクーデター未遂は、ついには2006年4月の首都ンジャメナへの反政府勢力の大規模な攻撃へとつながり、一般市民と軍人に何百人もの犠牲者が出た。これ以前にも、2005年12月には政府軍と反政府勢力間の武力衝突が、スーダン国境に位置するアドレとその周辺で勃発した。それ以来、反政府勢力や武装勢力は、国境沿いのスーダン側およびチャド側の村々に日常的な激しい攻撃を加え始めた。

負傷者と難民への援助

暴力による負傷者を治療するためには、外科手術を含む援助プログラムが必要である。MSFはアドレの病院で、この地域の住民やダルフール地方から逃れてチャドの難民キャンプで暮らすスーダン人に対して、基礎医療と通常および緊急の外科治療を提供している。さらに北部のイリバではベッド数50床の病院で医療ケアと外科治療を、国境の町ティネの診療所では基礎医療を提供している。

ボンゴールの地域病院では、現地の医師に外科研修と、看護師に麻酔士の研修を行った。2006年4月に外科の移動診療チームはンジャメナに移動し、暴力により重傷を負った49人の治療に当たった。

MSFは年間を通じて、国中に蔓延するはしか、髄膜炎、コレラなどの緊急事態に定期的に対応している。2006年5月には、5万人以上に髄膜炎の予防接種を行った。

MSFは1981年からチャドで活動を行っている。