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チャド:ビラク地域のスーダン人難民は依然として危険な状況にある

情報発信日 2008年03月03日

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最近スーダンのダルフール地方から隣国チャドのビラク地域に到着した難民は、極めて不安定な治安状況の中で苦境に陥っており、非常に憂慮すべき状況にある。彼らがいる集落からわずか数kmしか離れていない土地では現在も戦闘が続いており、ダルフール地方内で攻撃を受けた地域に残っている多くの住民はもちろんのこと、難民となった人びとの生命も依然として危険に晒されている。さらに治安の悪化が現地での援助活動を妨げており、今後数週間以内に難民たちが基本的な援助を受けられない場合、彼らの健康状態が急激に悪化する恐れがある。

チャド東部のビラク地域の状況は非常に不安定である。現在も、スーダンとの国境からわずかに数kmの土地で戦闘が続いている。ビラク地域に逃れた人びとは依然として危険に晒されており、牛、食糧、水、あるいは家族を探すために夜間にスーダンに戻った女性たちに対して暴力が行われていると報告されている。

ダルフール地方では、国境なき医師団(MSF)は最近セレイア地域で起きた攻撃の後、未だに現地に立ち入って状況を調査することができずにいる。チャドに逃れてきた難民たちによれば、多くの人びとがジェベル・ムーン山地に避難している。同地では2月18日に戦闘が起きたとの報告があり、現地の市民の状況についての懸念が高まっている。

緊急援助と悪化する治安

最近ダルフール地方のセレイア地域で起きた爆撃と攻撃を受けて、数千人が隣接するチャドのビラク地域に避難した。どうにか国境を越えることができた人びとは、精神的に深い傷を負っている。多くの家族が現在も離れ離れになっており、ダルフール地方に残してきた家族について、何の手がかりも得られていない。

MSFのチームは、即座にビラク地域に避難した人びとの援助ニーズの調査を行い、7千人から8千人が周辺地域の複数の場所に散在していることを確認した。家畜、多少の食糧などわずかに所持品を持ち出すことができた人や、現地住民から援助を受けている人もいる。しかし、難民は依然として非常に危険な状態にある。

MSFと他の数団体は、これまでに医療ケアの確保や、食糧やビニールシート、貯水容器、石鹸、毛布などの救援物資を配布するなど、最も緊急な援助を行ってきた。 しかし2月18日の週には、治安の悪化を受けてMSFのチームは一時退避を余儀なくさえた。今後数週間の間に基本的な援助を受けることが出来ない場合、難民の健康状態は急激に悪化する恐れがある。

MSFはチャド東部では、アベシュ、アドレ、ファルシャナ、ゴス・ベイダ、ドグドレ、ゲレダ、イリバ、アム・ティマンでスーダン人難民、チャド人の国内避難民および現地住民に対して、一次医療、二次医療、心理ケア、水・衛生設備を提供する他、ゲレダを拠点にビラクなど4ヵ所の地元医療センターを支援している。

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