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チャド:首都ンジャメナとチャド東部、隣国カメルーンにおけるMSFの活動状況  −2月15日現在−

情報発信日 2008年02月21日

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多くの人びとがチャドの首都ンジャメナに既に戻っている一方、隣国カメルーンの国境の町クセリに現在も留まる数千人の難民に、さらなる援助が届いている。国境なき医師団(MSF)は2月第3週にはしかの集団予防接種を行い、2ヵ所で数千人に救援物資を配布した。さらに、MSFは難民に対する無料診療を続けており、2つの外科チームがクセリとンジャメナで現在も活動中である。

カメルーン

戦闘から逃れた多くの人びとは既にンジャメナに戻っているが、数千人は未だに戻ろうとせず、国境の町クセリに留まっている。住居を見つけた人もいるが、他の多くの人びとは10日以上にわたり屋外で生活している。これまでに正式な難民登録が全く実施されておらず、難民が現地住民と混在しているため、難民の正確な人数を示すことは現在も非常に困難である。

MSFの活動

MSFは2月13日に、「マダナ」と呼ばれる地域で難民および住民を対象にはしかの集団予防接種を実施し、合計で5600人以上の子どもたちが接種を受けた。さらに、マダナとクセリの町中の他地区にいる3600世帯以上の人びとが、毛布、ビニールシート、貯水容器、せっけん、蚊帳などの救援物資を受け取った。またチームは、いくつかの難民キャンプと、クセリから32 km離れた地点にあるマルタム・キャンプに、複数の給水所を設置した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、このキャンプの難民を今週末に移動させることを予定している。

MSFは引き続き、無料での医療ケアを町中の診療所3ヵ所とクセリ中央病院の外来部門で提供しており、これらの医療施設において一日平均400件の診察を行っている。中央病院内では、MSF外科チームのひとつが現在も活動中である。

ンジャメナ:

2月第3週の始めから、ンジャメナの状況は急速に正常化している。人びとは仕事に戻り、商店は営業を再開し、道路の交通は通常通りになり、携帯電話網も再び使用できるようになった。しかし、情勢は依然として緊迫しており、今も人びとは夜間は外出しない。

MSFの活動

今回の非常事態が始まって以来、MSFはボン・サマリタン病院で負傷者120人以上を治療した。現在でも、20人の患者がMSFの運営する外科病棟に入院している。市内の他の場所では、ほとんどの医療施設が活動を再開している。MSFは医薬品と医療物資を市の主要な医療施設である総合病院に寄付している。また、新たな危機の発生に備えて、備蓄品も保管している。

MSFは、チャグアにあるユニオン病院の再開も支援している。MSFは今後数週間、この病院へのスタッフと医薬品の面における支援を継続する。病院が2月11日に再開して以来、無料での診察を連日約300件行っている。

チャド東部の状況:

状況が予断を許さないため、チャド東部におけるMSFの活動は過去数週間にわたり規模を縮小していたが、これらの活動もゆるやかに通常の状態へと戻りつつある。MSFは引き続き、アベシェ、アドレ、ファルシャナ、ゴス・ベイダ、ドグドレ、ゲレダ、イリバ、アム・ティマンでスーダン人難民、チャド人の国内避難民および現地住民に対して、一次医療、二次医療、心理ケア、水・衛生設備の提供を継続している。

スーダンと国境を接するビラク地域では、スーダンのダルフール地方で2月8日から10日にかけて起きた大規模な軍事攻撃を受けて、2月第2週に少なくとも7千人の難民が同地方から新たに到着した。MSFは医療ケア、清潔な水や救援物資を提供して、これらの難民を援助している。同時に1チームが、この攻撃を受けた地域に残っている人びとにアクセスしようと試みている。

現在、ンジャメナでは20人の外国人派遣スタッフが活動しており、カメルーン国内では20人の外国人派遣スタッフが国内でチャドからの難民の援助を行っている。

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