ケニア:ナイロビにおける新たな負傷者の治療
情報発信日 2008年01月24日
国境なき医師団(MSF)は、2008年1月16日から18日にかけての2日間に、首都ナイロビのマサレおよびキベラの両スラム地区にあるMSFの診療所で負傷者34人を治療した。このうち8人が銃撃による傷を負っており、数人が病院に移送された。
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| キベラ地区に入るMSFスタッフ |
MSFのチームがこの数日間で最も深刻な重傷者を収容したのはマサレのスラム街においてだった。1月16日から18日の午後までの間に、このスラム街にある診療所2ヵ所に路上での暴力行為の犠牲者32人が収容された。
1月17日の夕方にMSFは銃弾で負傷した患者3人に緊急治療を行い、患者の容態が安定したのち、救急車で病院に移送した。他にも銃撃による傷を負った患者2人がいたが、怪我の状態が比較的軽かったため、診療所で治療を行った。
その後、夜になるとチームは負傷者3人、死者2人についての連絡を受けたが、夜間の移動は危険すぎるため彼らの救助に向かうことはできなかった。
MSFはキベラ地区でも負傷者の到着に備えて診療所3ヵ所のうち2ヵ所で受入体制を増強していたが、1月18日、子ども2人が銃撃による傷の手当を受けた。ひとりは13才で、もうひとりはさらに幼かった。ふたりとも脚に銃弾を受けていた。
MSFは18日にマサバ私立病院に運び込まれた9人の負傷者の治療も支援している。同病院では4人の死亡が報告されている。
ナイフとこん棒による傷を負った患者
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暴力行為により破壊された家屋。
キベラ地区にて
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女性2人を含む患者の大部分はナイフやこん棒による傷を負っており、中には非常に深刻な傷を負っている者もいた。数人を病院に搬送する必要があった。
マサレとキベラの両スラム地区では、MSFが緊急治療のために設置した医療施設が稼動を続けている。マサレ地区では、HIV/エイズと結核患者の治療を行っているMSFの診療所「ブルーハウス」内と、ケニア教会評議会の施設内に診療所を設置した。これらの診療所を拠点として、医師5人を含む15人編成の医療チームと救護スタッフ8人が活動を行っている。
また、MSFの救急車3台がスラム地区内を巡回して、負傷者の救助の求めに応じている。そして最も重い傷を負った患者向けに、MSFは公立の紹介病院と民間病院への移送体制を設けた。キベラでは、キベラ南診療所とMSFが通常HIV/エイズ患者の一次医療と治療を行うガトウェケラ診療所でも、負傷者を受け入れる体制を整えている。
さらに、MSFは深刻な傷を負った人びとをマサバ病院に移送するために救急車を出動させるサービスを開始した。同病院では、1月18日からMSFの外科医1人と麻酔医1人が外科器具も持ち込み、病院職員の業務を支援している。
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